ア・リーグ満票MVPを始めオフの賞レースをほぼ総なめにしているエンゼルス・大谷翔平投手(27)にまた勲章が届いた。トレーディングカードの大手Topps社は19日(日本時間20日)、今季の野球カードの1号にファン投票の結果、大谷が決まったと発表。メジャー通算3089安打したイチロー氏も経験がなく、大谷が日本人初となった。大谷はこの日までに渡米しており、同社の公式ツイッターで「ファンに選んでもらい、大変光栄です」とコメントした。
ツイッター内にはヤンキースの名遊撃手だったデレク・ジーター氏のインタビューも掲載。「1つやるだけでも大変なのに(投打の)2つをやっている。彼ほどふさわしい選手は浮かばない」と賛辞を贈り、2015年に松井秀喜氏らと東日本復興イベントで大谷と会ったとも明かした。
1950年創業のTopps社は52年からカード番号をスタートさせ、前年活躍した選手にとって1号カードに選ばれるのは名誉。過去にはコミッショナーやチームセットということもあったが、人種の壁を破ったジャッキー・ロビンソンや最後の4割打者テッド・ウィリアムズ、最近では大谷のチームメートのマイク・トラウト外野手、昨年はパドレスのフェルナンド・タティス遊撃手が選ばれるなど“球界の顔”が並んでいる。