下半身強化で「あと一歩」を乗り越える 4年ぶりの夏季全国大会出場を目指す古豪・相模 神奈川県支部

スポーツ報知
選手、スタッフら関係者が一丸で飛躍を目指す相模ボーイズ

◆中学生の部チーム紹介

 神奈川の中学生の部は30を超えるチームがひしめく東日本で一番の激戦区。1981年連盟加盟の古豪・相模ボーイズは今年、2018年夏以来の全国大会出場に挑戦する。

 笑顔で試合を楽しむOBの姿が厚木市中三田の相模ボーイズ専用グラウンドにあった。相模・岩永一志監督(62)は、「年に一度ですが、いつでも使えるこの場所があるから毎年大勢来てくれます」と好環境を強調した。卒団生は毎年12月30日、中学時代に汗を流した河川敷に集まり旧交を温める。

 指導者と選手、保護者の距離が近い家族的なチームだが、練習は妥協も忖度(そんたく)も一切ない。特に下半身の強化にはこだわり、冬休み期間は連日、長距離走など徹底的な走り込みを選手に課す。現チームは部員31人。岩永監督は「体力がついてきたので、ようやく足がしっかり動くようになってきた」と手応えをつかんだ様子だ。

 “あと一歩”が続いている。18年夏以来の全国大会出場を目指しているが、昨夏は予選B組代表決定戦で本大会優勝の湘南に敗退。現チームは春季予選の準決勝で平塚に延長12回の末、競り負けた。前チームからクリーンアップに座る主砲の永野翔成は「(平塚戦は)ピッチャーはよく粘ったのに、エラーで負けた。打線もあと一本が出なかった」と悔しがる。

 スター選手がいない中で、レギュラーが約束されているのは2番・捕手の永野だけ。この冬は「全体の底上げ」(岩永監督)に取り組んだ。強化ポイントの二遊間は二塁が露木孝介と伊藤眞人、遊撃は大橋一輝と1年生の秋山聖弥が争う。身長155センチの秋山は「エラーをしても先輩は『次は頑張れ』と励ましてくれる。体を大きくして、自分もチームを引っ張る選手になりたい」と決意を口にした。

 投手はスライダーが切れる右腕・日向旺雅を筆頭に右は永野、岩崎佑志、サイドスローの渡邉玲志、左に岡村暢大とそろう。岩永監督も期待を寄せる日向は「スピードには自信があります。上半身だけでなく体全体を使うフォームを練習して、完投できる投手になりたい」。夏には相模湾に届く中津川の河川敷に大きな花が咲きそうだ。

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