ボートレース多摩川のG3「オールレディースリップルカップ」は20日、4日目が終了して準優勝戦に進出する18人が決まった。
予選最終日に存在感を見せたのが通算G14Vを誇る山川美由紀(55)=香川支部=だ。5Rはトップスタートの4カドまくりで突き抜けると、イン戦だった9Rは同支部の中村桃佳に差しを許して2マークを先に回られたが、内を突き巧みな旋回で2周1マークで逆転。連勝を飾り、大きくリズムアップした。「1マーク(1周)はターンマークを漏らしたけど、2マークは桃佳が握ったのが見えたので冷静に対処できた」と百戦錬磨の大ベテランらしいコメントで振り返った。
「足の上積みはできて乗り心地はだいぶ上向いた。欲を言えば回ってからの二の足がもう少し欲しい。桃佳に追い付かれ気味だったので。回った後のすぐの足が来てくれたら、もっと楽になるかな」。準優勝戦12Rは予選トップ通過の渡辺優美に2コースからプレッシャーをかける。