藤川球児氏が大絶賛!阪神ドラ1・森木大智の投球フォームを連続写真で解析「上半身さわるところない」

ブルペンで投球するドラフト1位・森木大智(球団提供)
ブルペンで投球するドラフト1位・森木大智(球団提供)

 スポーツ報知評論家・藤川球児氏(41)が19日、新人合同自主トレ2度目のブルペン入りをした阪神のドラフト1位・森木大智投手(18)=高知高=の投球フォームを連続写真で解析した。新人離れしたバランスの取れた投球フォームを絶賛した上で、プロ特有の硬いマウンドへの適応を大成のカギに挙げた。

 まだ2度目の捕手を立たせた投球の段階ですべてを語ることはできないが、森木の投げ方は非常にいい。上半身はさわるところが一切ない。最近の新人の中でもトップクラスにバランスがとれた投球フォームだ。

ブルペンで投球するドラフト1位・森木大智の連続写真(合成)(球団提供)
ブルペンで投球するドラフト1位・森木大智の連続写真(合成)(球団提供)

 まず、〈1〉~〈4〉はきれいな立ち姿で軸となる右足が伸びている。特筆すべきは〈11〉、〈12〉でわかるように左足の踏み込みの強さと左膝が割れがないこと。これが、150キロ超の直球の源であり、精度の高いボールが投げられる投手の証しといえる。

 その上で、よりよくなるためのポイントが〈5〉~〈12〉にある。それは彼が悪いわけではなく、まだアマの軟らかいマウンド用の投球フォームだからだ。近年、プロ野球の各球場のマウンドは硬く、極端に比較すれば土とアスファルトぐらい違う。森木は〈5〉、〈6〉、〈7〉にかけて右膝が二塁方向に倒れていき、〈8〉で重心が沈む。それが硬いマウンドだと〈9〉以降の頭の位置が示すように反発力を下半身で吸収しきれず、上半身が浮き、上下動が起きやすい。地面を蹴りきれないことで〈11〉〈12〉は“立ち投げ”の点を差し引いても、投げ上げているように映る。

 森木のタイプ的にはオリックスの山本が近い。ただ、山本は重心を落とさないから、リリースポイントの位置が高く、角度のついたボールを捕手に一直線に投げられる。制球も乱れない。以前は重心が沈まない“腰高”は良くないとされていたが、現在の硬いマウンドでは、その方がいい。奥川(ヤクルト)も順応している。直近でプロアマ両方のマウンドを経験して成功している投手を参考にするのも手ではないか。私は現役時代の終盤に、対策としてステップ幅を7足分から6・75足分ほどに狭めていた。

 メジャーのような硬いマウンドで体に負担がかかり、日本でも肩肘の故障が増えて、トミー・ジョン手術を受ける選手が増加している。森木は報道を見る限り、その適応の重要性を理解している。重ねるが、18歳にしてこの投球フォームは申し分ない。無理に矯正することなく、時間をかけて慣れればいい。それができれば押しも押されもしない投手になる。(藤川球児=スポーツ報知評論家)

ブルペンで投球するドラフト1位・森木大智(球団提供)
ブルペンで投球するドラフト1位・森木大智の連続写真(合成)(球団提供)
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