女性歌手のAdo(19)の新曲「マザーランド」が「TBS系スポーツ2022」テーマソングに19日、決まった。同局で中継される北京五輪(2月4日開幕)を盛り上げる。
「マザーランド」は、音声合成ソフト・ボーカロイドを活用するボカロPの煮ル果実(にるかじつ)氏が作詞・作曲、編曲を手がけた。一見ネガティブなワードが並ぶが、劣勢の人たちをも大きく包み込むような存在感のある応援ソングになったという。26日発売の初アルバム「狂言」に収録される。
昨年は、メジャーデビュー曲「うっせぇわ」(20年10月発売)が社会現象になったが「まさか、オリンピックにまで進出するとは思ってもみませんでした。ちょっと想像がつかなくて、まだ脳内で処理しきれていないのですが、光栄です。ありがとうございます」と喜びのコメント。楽曲について「聴いてくれた皆さまにとっての心の母国になれば。新しい応援歌だと思っています。聴いてくれた誰かを包み込んで、その人間のネガティブな言葉や心を受け止めて皆さんを支えてくれると思います」と願った。
イメージディレクター・ORIHARA氏によるコラボビジュアルが描き下ろされ、スケート靴を履いたAdoの姿が公開された。TBS北京五輪中継は安住紳一郎アナ(48)が総合司会、高橋尚子さん(49)がSPキャスターを担当。スキージャンプ男子個人ノーマルヒル決勝(2月6日)、フィギュアスケート男子フリーハイライト(10日)などを放送する予定だ。