日本ハムの野村佑希内野手(21)が18日、沖縄・伊江島で行っている自主トレを公開し、ハードなトレーニングと“杉谷シェフ”の手料理で増量に成功したことを明かした。昨季の球団発表では187センチ、91キロだったが「2キロちょっとくらい(増量した)。プロに入って93キロの壁を越えられずにやっていたので、そこを越えたのは一つの成長というか良かったかなと思います」と手応えを示した。
伊江島では先輩の杉谷、松本、後輩の細川らと自主トレを行っている。「野生化計画」と題して行う連日の猛練習。パワーの源となる食事事情について聞かれると「拳士さん(杉谷)が率先して台所に立ってくれていろいろ作っていただける。『代わりますか?』と言っても『いや、俺に任せろ』と背中を見せてくれている」と気遣いに感謝しきりだ。
気になるのが杉谷シェフのメニュー。野村は「肉を焼いて(関係者が)いろいろ送ってくださる卵とかもあるので、そういうのでとじたり。じゃがいもを拳士さんが切ってベーコンと玉ねぎとでいためたり。丼にしてがっつりという感じです」と男気あふれる料理が食卓に並び、胃袋が満たされているようだ。
3年目の昨年は99試合で打率2割6分7厘、7本塁打、37打点。4番も任されたが、2年連続で故障離脱する悔しさも味わった。「4番が強いチームは強いので、そういうところを目指したいという気持ちは芽生えました」と自覚も強まった。空き時間には巨人・岡本和や広島・鈴木誠ら長距離砲の動画を研究するという若き主砲。南の島で充実の時間を過ごしている。