J1札幌FW菅大輝、男気残留 C大阪からオファーも迷わず決断

スポーツ報知
ボレーシュートを放つ札幌MF菅大輝

 J1北海道コンサドーレ札幌FW菅大輝(23)が、チームに対する強い思いを結果につなげる。沖縄キャンプ中の札幌は18日、金武町で練習した。フルメニューをこなした菅の元には昨年、C大阪から獲得オファーが届いたが、U―12から所属するクラブに恩義を感じ、札幌で初タイトルを取るためにと残留を決断した。貫いた男気は、目標達成で形とする。

 沖縄キャンプ4日目を終えた菅の表情が、引き締まった。プロ6年目のシーズンへ「また1年が始まったな」と感慨深く口にした上で、目標を明確に挙げた。「個人として5ゴール10アシスト。チームとしては1つ、タイトルを取りたい」。心からの思いを言葉にした。

 昨季終盤、C大阪から獲得オファーが届いた。「今まで正式オファーが来たことはなかったので。見てくれているんだという感謝の思いはあった」。しかし小4から札幌一筋の菅の気持ちが、揺らぐことはなかった。「優勝なりタイトルなりという結果を、自分は何も残していない。その中で育ててくれたチームを離れるのは考えられない。札幌のためにというのが一番大きかった」。残留という結論を出すのに時間はかからなかった。

 大きな存在も決断の理由となった。「ミシャさんの下でサッカーをすることが一番成長できる。出場機会もそうだし、多くのことを学べていける。海外なら挑戦していたが、国内でミシャさん以外というのはなかった」。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(64)が就任した2018年以降、左ウィングバックの定位置を務め続けた。J1出場は150試合を超え、日本代表にも選出された。選手として更に大きくなるために、思い出多きクラブを選択した。

 ペトロヴィッチ体制5年目となる今季、ほとんどの選手が残留し、元日本代表FW興梠慎三(35)、ブラジル人MFガブリエル・シャビエル(28)らが加わった。「チームも熟成されているし、いい選手も入ってきた。タイトルを取れなきゃおかしいと思っている」と菅は言った。大願成就のためにすべき役割は分かっている。「やることは変わらない。自分はチームの勝利のために走り続ければいい。それを徹底してやっていきたい」。札幌のため、労を惜しまず駆け回り、今季も菅が左サイドを席巻する。

(砂田 秀人)

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