C大阪が今季の新戦力として、2020年シーズンまで在籍したDFマテイヨニッチ(30)の獲得調査に乗り出していることが18日、分かった。関係者によるとクラブは複数のセンターバック(CB)をリストアップしており、過去4季プレーした元助っ人の動向にも熱視線を送っているという。
クロアチア出身のマテイヨニッチは17年に加入。4年間でリーグ戦を欠場したのはわずか1試合とDFラインの柱として抜群の存在感を示し、昨年1月に中国1部の上海申花に完全移籍した。
チームは14日に始動したばかり。このタイミングでの獲得調査は、東京五輪代表のDF瀬古歩夢(21)のスイス1部グラスホッパーへの完全移籍が影響している。C大阪はこの日、クラブ間の基本合意に達したことを発表。現地でのメディカルチェックなどを経て、正式契約が結ばれる予定だ。瀬古はC大阪の下部組織出身で、20年にJリーグのベストヤングプレーヤー賞とルヴァン杯のニューヒーロー賞をダブル受賞。現在国内合宿中の日本代表にも選出(体調不良で辞退)されたホープに代わるCBを探すことが急務となっている。
瀬古はクラブを通じ「クラブの名に恥じない活躍をしてきます。ずっと僕には桜の血が流れています」などとコメント。新天地での活躍を誓った。