広島の佐々岡真司監督(54)が16日、広島・廿日市市の大野練習場で行われている新人合同自主トレを初視察し、ドラ1、2コンビの初ブルペンに好感触だった。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、選手とは対面せず2階のコーチ室から窓越しに練習を見守り、即戦力のドラ1左腕・黒原=関学大=、ドラ2左腕・森=三菱重工West=らの立ち投げをチェック。「ともにバランスよく投げていた印象。順調に仕上がっていると思う」とうなずいた。
春季キャンプは黒原、森を含めた新人5人が1軍スタート濃厚だ。直球を25球投げた黒原は「いいところを見ていただけるように、思い切って投げた」と猛アピールに成功。同じく直球を30球の森は「まだまだこれからという感じ。強い球を意識して、何球か強い球がいった」と手応えを明かした。元気な若コイたちが、3年連続Bクラスから巻き返しを図るチームの刺激となる。(玉寄 穂波)