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共通テスト殺人未遂容疑で逮捕された少年の高校がコメント発表「個々の生徒が分断」

スポーツ報知
15日、事件が起きた東大前の現場(ロイター) 

 東京・文京区の東大前の歩道で、大学入学共通テストの受験生ら3人が襲われた事件で、殺人未遂容疑で逮捕された少年が通う名古屋市の私立高校が16日、コメントを出した。全文は以下の通り。

 〈1〉今回の事件につきまして。

 「本校在籍生徒が事件に関わり、受験生の皆さん、保護者・学校関係者の皆さんにご心配をおかけしたことについて、学校としてお詫(わ)びします」

 〈2〉今後の再発防止策として。

 「本校は、もとより勉学だけが学校生活のすべてではないというメッセージを、授業の場のみならず、さまざまな自主活動を通じて、発信してきました。また本校の長い歴史のなかで、そのような校風を培ってきました。

 ところが、昨今のコロナ禍のなかで、学校行事の大部分が中止となったこともあり、学校からメッセージが届かず、正反対の受け止めをしている生徒がいることがわかりました。これは私たち教職員にとっても反省すべき点です。

 『密』をつくるなという社会風潮のなかで、個々の生徒が分断され、そのなかで孤立感を深めている生徒が存在しているのかもしれません。今回の事件も、事件に関わった本校生徒の身勝手な言動は、孤立感にさいなまれて自分しか見えていない状況のなかで引き起こされたものと思われます。今後の私たちの課題は、そのような生徒にどのように手を差し伸べていくかということであり、それが根本的な再発防止策であると考えます」

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