ロッテ・藤原恭大外野手(21)が15日、大阪・貝塚市の日本生命グラウンドでの自主トレを公開し、ともに練習している大阪桐蔭高時代のチームメートで中日の根尾昂内野手(21)との143試合フル出場と日本シリーズ出場という共通ノルマを設定した。
2018年にそれぞれロッテ、中日のドラフト1位で入団したが、プロの壁は厚く3年目の昨季、藤原は78試合で打率2割1分7厘、5本塁打、根尾は72試合で打率1割7分8厘、1本塁打。藤原は「自分も根尾ももっとやらないといけない。お互い1年間、143試合出られていない。それをクリアして(日本シリーズで)会えるのがベスト」とレギュラーシーズン全試合に出場して、さらに日本シリーズの大舞台で根尾と戦うことを夢見ている。
シーズンを乗り切る体作りを主眼としてリーダー格の中日・大島らと連日、厳しいメニューに取り組み筋肉量が増加し、体重も81キロで「ベストコンディションです」と手応えはある。「2ケタ(本塁打)は打ちたい。1年目にトリプルスリーと言っていた。そこを最終目標にやっていきたいです」と強気に口にするのも、4年目への自信の裏返し。ロッテの新背番号1が根尾とともに、今年こそ覚醒する。(阿見 俊輔)