昨春のセンバツ覇者の東海大相模(神奈川)が15日、神奈川・相模原市の同校グラウンドで練習を公開した。昨秋の関東大会は8強止まり。センバツの選考では関東・東京の6校目を争う状況だが、元巨人捕手の原俊介監督(44)は「選んでいただける可能性がある以上は、(甲子園が)ある前提でずっと練習を続けています」と話した。
選手の思いも同じだ。最速142キロで、打でも中軸を担う求(もとめ)航太郎投手(2年)は「普段の声かけやスピード感など、全て甲子園基準でやっています」。この日の実戦練習でも、一つ一つのプレーに大きな声が響いていた。
昨年も「6校目」の選出で頂点まで駆け上がった。「甲子園で戦っているイメージしかないですし、優勝しか見ていません」と松山拓馬主将(2年)。同校のモットーである「アグレッシブ」な姿勢を貫き通し、28日の選考委員会での吉報を待つ。(浜木 俊介)