37歳の玉鷲が23連勝中照ノ富士止めた 1400回連続出場目前の鉄人が史上年長6位金星

スポーツ報知
照ノ富士(左)は玉鷲に突き落としで敗れ初黒星

◆大相撲 初場所6日目(14日、東京・両国国技館)

 現役幕内最年長37歳の東前頭3枚目・玉鷲が、自身4個目の金星を獲得した。全勝だった横綱・照ノ富士を突き落としで破り、秋場所13日目から続いた連勝を「23」で止める大仕事をやってのけた。37歳1か月での金星は、昭和以降の新入幕力士としては年長6位の記録。関脇・御嶽海は西前頭3枚目・遠藤を寄せつけず、無傷6連勝。全勝は御嶽海と平幕の阿炎の2人、1敗で照ノ富士と玉鷲が続く。

 ベテラン・玉鷲が、無類の強さを誇る横綱を止めた瞬間、声援自粛が求められている館内から思わず歓声が漏れた。照ノ富士が再入幕してからは5連敗中だったが、大きな殊勲星。「何回も当たって土俵際までいって、いつも負けていたので。ようやく…」とかみしめた。

 火の出るような立ち合いで照ノ富士の体を起こすと、のど輪で押し込み土俵際へ。右の強烈なハズ押しで体勢を崩し、休まず追撃して突き落とした。「土俵際で止まったら、もう一回下から当たっていこうかと思ったけど、ちょうどいいタイミングで横綱が前に落ちた」と解説。興奮冷めやらぬ表情で「もう一回しっかり見ないと」と実感はない様子だが、「(金星は)やっぱりいい」と喜びに浸った。

 2004年初場所の初土俵から一度も休場がなく、順調なら今場所9日目には史上5人目の通算1400回連続出場に到達する“鉄人”だ。昨年11月で37歳となったが、前日(13日)の5日目は幕内1100回出場の節目で大関・正代を撃破するなど衰え知らず。その要因は、日頃から稽古するのはもちろん、「自分の食べたいもの、おいしいものを食べること。(前夜は)すき焼き」と笑った。

 初場所は6年連続初優勝力士が生まれているが、3年前に賜杯を抱いたのは玉鷲だった。「昔のことなので忘れた」とけむに巻いたが、1敗でトップをピタリ追走。勢いに乗る37歳に期待を抱かずにはいられない。(三須 慶太)

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