日本ハムのドラフト8位ルーキー・北山亘基投手(22)=京都産業大=が14日、千葉・鎌ヶ谷で新人合同自主トレに参加。「魔女トレ」の考え方を実践していることを明かした。
日々のルーチンは「毎日部屋で足裏、足指、足首のコンディションを整えてから寝ています」という153キロ右腕。その理由を聞かれると「足裏の加重、一番地面についている部分なので、投げる、走るパワーをもらう上で一番重要だと思っていて。まっすぐ立たないことには姿勢もプレーも良くならない。母指球、小指球、かかとの3点で立てている状態が一番良い。その状態にもっていけるように自分でエクササイズをしています」と明かした。
そのきっかけが「魔女トレ」だった。「大学3年生からですね。魔女トレってご存知ですか。最近、本も発売されたんですけど、その方に教わったり試していく中で自分で感覚を見つけました」と説明した。
「魔女トレ」とは、幼少期よりクラシックバレエを始めた舞踏家・ダンサーの西園美彌さんのエクササイズ。アスリートやスポーツ競技者への姿勢作り・動作改善指導によって「選手たちを魔法のように次々と変えていく」として“魔女”と称されている。トレーニングは足指握りや足首回しなどがあるという。
この日、北山はキャッチボール、遠投で力強い球を投げ込んだ。1軍で活躍する姿を思い描き、地に足をつけて練習を進めている。