内村航平、引退会見で後輩にエール 大谷翔平と羽生結弦を挙げ「そういうアスリートが本物。高い人間性を」

花束を手に笑顔を見せる内村航平
花束を手に笑顔を見せる内村航平

 体操男子の内村航平(ジョイカル)が14日、都内で引退会見を行った。11日に所属事務所を通して引退を表明したが、この日初めて決断や後輩たちへの思いを語った。

 08年北京五輪から4大会連続で出場してきた。五輪でつかんだメダルは金3つを含む7個となり、世界大会では計28個のメダルを獲得。いつしか「キング」と異名がついた。会見の中で「これまでのキャリアで残して良かったもの」について聞かれると、「まだピンと来ていない」としながらも、「結果を残していくことで、その先にある体操を越えた他の競技の選手にもリスペクトされる存在になれたのは、非常にうれしかった」と感慨深げに話した。

 また、今後の体操界を競技者として背負っていく後輩たちへの思いを問われると「体操だけうまくてもダメだよ。やはり人間性が伴っていないと、と伝えたい」と述べた。「人間性が伴っていないと、誰からも尊敬されないし、発言に重みがない」とし、「(野球の)大谷翔平君もそうですし、(フィギュアスケートの)羽生結弦君も、人間としての考え方が素晴らしいからこそ、国民の方々から支持される。そういうアスリートが本物だと僕は思うので、高い人間性を持った一人の人間に体操選手としてあってほしい」とエールを込めた。

◆内村 航平(うちむら・こうへい)1989年1月3日、福岡・北九州市生まれ。33歳。ジョイカル所属。3歳の時、両親が長崎・諫早市で設立した体操クラブで競技を始め、個人総合では2008年北京五輪銀、12年ロンドン、16年リオ五輪で連覇。リオでは団体も優勝。五輪で計7個メダル獲得。世界選手権は09年ロンドンから15年グラスゴーまで個人総合6連覇など10個の金含む21個のメダル獲得。162センチ。家族は夫人と2女。

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