箱根駅伝を圧勝した青学大の飯田貴之、近藤幸太郎ら5人が別大マラソンに初挑戦

スポーツ報知
箱根駅伝で4区を快走した青学大・飯田貴之

 別府大分毎日マラソン(2月6日、大分市など)の大会実行委員会は14日、出場選手などを発表した。2時間7分12秒の自己ベストを持つ大六野秀畝(旭化成)ら8人が招待選手として出場する。5000メートル日本歴代2位&1万メートル日本歴代6位の鎧坂哲哉(旭化成)は一般参加選手として参戦する。

 第98回箱根駅伝(2、3日)で往復路を制し、総合新記録の完全優勝で2年ぶり6度目の栄冠に輝いた青学大勢は、4区3位の飯田貴之主将(4年)、2区7位の近藤幸太郎(3年)のVメンバーと、補欠に回った宮坂大器新主将(3年、)横田俊吾(3年)、西久保遼(3年)の5選手が一般参加選手として初マラソンに挑戦する。「パワフル大作戦」を発令した箱根路を制した青学大の原晋監督は「5人ともMGC(2024年パリ五輪マラソン代表選考会)の出場権獲得を狙いますよ」と意欲的に話す。

 招待選手には2015年に青学大が箱根駅伝に優勝した時の主将の藤川拓也(中国電力)、東京五輪男子マラソン補欠の橋本崚(GMO)の先輩が名を連ねており「青学対決」も大会の見所のひとつとなる。今回の箱根駅伝でエース区間の2区で7位と踏ん張った近藤は今季、急成長し、5000メートルと1万メートルで青学大記録をマークした逸材。主将の飯田は堅実な走りが持ち味で今回は4区3位。長い距離に強い。

 新チームの主将となった宮坂は7区、昨年の関東学生対校2部ハーフマラソン優勝の西久保は8区の登録から当日変更されたが、確かな実力を持つ。補欠登録のまま出番がなかった横田俊は卓球のスマッシュのような大きな腕振りが特徴で駅伝ファンの間で「よこたっきゅう」と呼ばれている。「3人とも強い。箱根駅伝に出場していれば区間賞、あるいは区間賞に近い走りができたことは間違いない。初マラソンに向けて気合い入っています」と原監督は明かす。

 優勝メンバーとなった飯田、近藤も満足することなく、初の42・195キロを見据えている。別大マラソンは〈1〉日本人1~3位で2時間10分以内〈2〉同4~6位で2時間9分以内〈3〉順位に関係なく2時間8分以内でMGC出場権を得られる。飯田は箱根駅伝の翌日の3日「ターゲットは日本人4~6位で2時間9分以内ですね」と話した。さらに具体的な目標も持つ。「まずは近藤に勝ちたい。次に先輩の吉田祐也さん(現GMO)の青学大記録(2時間8分30秒、2020年別大)、中大の藤原正和監督が持つ日本学生記録(2時間8分12秒、2003年びわ湖)も少しだけ意識したい」と語った。

 1年生ながら箱根駅伝3区2位と好走し、優勝に貢献した太田蒼生も別大マラソン参戦に意欲を持っていたが、参加資格が20歳以上のため、断念。4年時で迎えるパリ五輪にマラソンで出場という大きな夢を持つ太田は「2年時にMGC出場権を取り、3年時にMGCに出る」と野望に向けてのロードマップを持つ。

 「MGCの出場権を獲得できれば、もちろん、代表を目指しますよ」と原監督。16年リオ五輪代表選考会だった同年東京マラソンで下田裕太(当時2年、現GMO)が日本人2位、一色恭志(当時3年、現GMO)が同3位となり、代表に近づいた例がある。

 箱根駅伝は「箱根から世界」を理念に掲げ、1920年に始まった。今年の第98回箱根駅伝で圧勝した以上、青学大は使命を持って世界を目指す。「パワフル大作戦パリ五輪編」が始まる。

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請