今春開幕の日本海オセアンリーグ 石川ミリオンスターズの後藤光尊監督が就任「代打オレがあるかも」

就任会見で笑顔を見せる端保社長と後藤監督(右)
就任会見で笑顔を見せる端保社長と後藤監督(右)

 今春に開幕するプロ野球独立リーグ・日本海オセアンリーグ所属の石川ミリオンスターズは14日、元オリックス内野手の後藤光尊監督(43)の就任会見を金沢市内のホテルで行った。現役時代はオリックス、楽天で15年間プレーし、1361試合に出場。19年からはオリックスの守備、打撃コーチを経て、昨季は石川の野手コーチとして加入するなど、経験を積み重ねてきた。昨年12月31日に正式な監督オファーを石川の端保聡社長から受けて即決した。後藤新監督は「1人の野球人として、監督を経験するのは勉強になるし、素晴らしいこと。微力ながらお手伝いしたいと思いました。チーム一丸となって、初代のリーグチャンピオンを目指したい」と意気込んだ。

 16年限りで現役を引退したが、あっと驚く現役復帰を宣言した。記者会見も終盤になった頃、後藤監督は「一つ、言い忘れたことがありまして…。監督就任に際して、端保社長に監督兼選手でお願いしました。1人のプロのアスリートとして、まだまだ成長できると感じていますし、一度、現役を退いたからこそ、気づいたこともある。『代打オレ』があるかもしれません」と、胸に秘めてきた思いを語った。引退後も日常的にトレーニングを続けており、アスリートとしての体力をキープ。コーチとして指導しながらも「言葉で伝わりづらい部分を、プレーで見せた方が、選手に伝わりやすい。練習でも一緒にノックを受けたり、バッティングをやってみて、何かを感じて欲しい。(自分のプレーを)楽しみに見に来ていただければ、それはそれでいいかなと思います」と笑顔を見せる。

 昨秋のドラフトでは、石川ミリオンスターズから右腕、高田竜星(19)が巨人の育成2位で指名された。「新たに加入する選手を加え、NPBと遜色ないポテンシャルを秘めた選手はたくさんいる。どう取り組むかが大切」と、今季の選手たちにも大きな期待を寄せる。その一方で、各自のプレーにおいて発想の転換の必要性を力説。「独立リーグに身を置いていると言うことは、何かが足りなくてここにいる選手ばかりだと思う。常識を疑っていくことも必要」と新指揮官。基礎的なことはしっかりと教えながらも、長年身についたプレーも一から見直して、飛躍のきっかけやチャンスも与えていくつもりだ。

 オリックス時代には、05年の仰木彬監督の下で105試合に出場して打率2割9分5厘をマーク。10~12年の岡田彰布監督の下では3年連続で130試合に出場を果たした。「仰木監督は全体を捉えるのが非常に長けており、いいおやじさんという印象があります。一番、影響を受けたのは岡田さんで、采配や起用法など、しっかりと勝負所を捉えて、ぶれない軸がある。追いかけるには、レベルが高すぎますが、経験を積んでいきたい」と後藤監督。現役時代の豊富な経験を生かしながら、リーグ初制覇と選手育成に挑戦する。(中田 康博)

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