J1札幌 悲願のタイトルへ、必勝祈願と新加入会見

スポーツ報知
北海道神宮で必勝祈願を行った札幌MF宮沢(左)(右手前は三上代表取締役GM、右奥は野々村代表取締役会長)(c)2022 CONSADOLE

 J1北海道コンサドーレ札幌は13日、新シーズンに向けた必勝祈願と新加入会見、ファンも参加した「新年会2022」を行った。北海道神宮での必勝祈願はコロナ禍もあり、MF宮沢裕樹(32)がチーム代表で参加。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(64)体制5年目の「継続性」で、タイトル奪取を掲げた。新加入会見では浦和から期限付き移籍の元日本代表FW興梠慎三(35)が決意を語った。

 

 全員での必勝祈願はかなわなくとも、仲間を代表して思いを込めた。チーム最長の在籍年となっても、MF宮沢は、いつもと同じように気持ちを新たにした。「毎年、このイベントになると今年が始まったなと感じる。コロナ禍のこういう状況だけど、選手を代表してここに来られて良かった」と頼もしくうなずいた。

 年末年始は地元で家族とともに過ごし、つかの間、英気も養った。伊達市出身のチームリーダーは、08年に室蘭大谷高(現北海道大谷室蘭)から札幌に加入し、今年で在籍15年目を迎える。昨季は主将として、チームのJ1初タイトルやACL出場を目指し、最終的に10位でフィニッシュ。チームを引っ張る立場として、雪辱への思いは人一倍ある。

 ペトロヴィッチ監督が就任して5季目のシーズンは、MFチャナティップ(28)の川崎への完全移籍こそあったが、大卒2年目のFW小柏剛(23)、同3年目のMF金子拓郎(24)、高嶺朋樹(24)、DF田中駿汰(24)、生え抜きFW菅大輝(23)ら核となる若手もそろって残留した。「今までやってきたことの“継続”を何より大切に。今年は目に見える結果を出さないとダメ」。積み上げてきた攻撃的でアグレッシブなサッカーへ信頼は揺るがない。

 毎年恒例のイベントを終え、今週からはいよいよキャンプインを迎える。「開幕に向けていいコンディションでいけるように。僕もこれまでと変わらず引っ張っていきたい」。赤黒の背番号10が、背中でチームをまだ見ぬ景色へ導いていく。(川上 大志)

 〇・・・ 愛する指揮官のため、決定力不足解消に貢献しにいく。期限付き移籍加入のFW興梠は、同じく新加入のMF井川と会見に臨んだ。札幌就任5季目を迎えるペトロヴィッチ監督とは、13~17年に浦和で共闘した関係。「体がぶっこわれても、チームのため、ミシャ(監督の愛称)のために頑張っていきたい」と所信表明に覚悟を込めた。

 J1通算158得点の点取り屋は、周囲への恩を大切にサッカー人生を歩んできた。05年にデビューし、鹿島、浦和で12~20年にJ1史上最長9年連続2ケタ得点。浦和でエースとして信じ続けてくれたのがペトロヴィッチ監督だった。監督が浦和解任の17年は自身も思うように活躍ができなかった。「なぜもっと貢献できなかったんだと日々悔やんだ。もう二度と同じ思いは味わいたくない」。愛するミシャのため、35歳での挑戦に踏み切った。

 昨季は浦和で新戦力台頭もあり20戦1得点。それでも天性の得点感覚、若き攻撃陣への好影響にクラブは期待する。移籍決定後は監督とTV電話で連絡を取ってきた興梠。「喜んでくれた。また一緒に戦えるのが楽しみ」。恩師とともに札幌を上位に押し上げる。

 ◆MF井川空(下部組織出身で、筑波大を経て今季新加入)「高卒で上がれなかった悔しさが自分を成長させてくれた。みなさんの期待を超えていけるように頑張る」

 ◆MF田中宏武(立正大から新加入、新加入会見は体調不良で欠席)「自分の武器はドリブル。みなさんに多くの勝利を届けられるプレーを」

サッカー

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請