内村航平、引退の理由「世界一の練習が積めなくなった」 五輪は「自分を証明できる場所」

スポーツ報知
内村航平

 体操男子の内村航平(ジョイカル)が14日、都内で引退会見を行った。

 内村は11日に所属事務所を通して引退を表明したが、コメントは一切なく、この日初めて決断への思いが語られた。

 引退の決断に至ったのは、昨年10月に、生まれ故郷・北九州市で行われた世界選手権前だった。「五輪が終わって、次の世界選手権に向かう道中、練習して行く中でしんどすぎた。世界選手権の前にはこれが最後かなと世界選手権に挑んだ」という。最後は種目別・鉄棒の決勝で6位。「日本代表選手として、世界一の練習が積めなくなったことに対しての自分の中で諦めじゃないですけど、もうきついなって。もう世界一の練習はやるのは難しい。となると引退かな。モチベーションとか、メンタル的な部分で、世界一の練習が気持ちでその状態まで持って行くことが難しくなったことの方が大きい」と語った。

 また、内村といえば五輪に4大会連続で出場し、個人総合連覇を含む金3個、メダルは計7個を獲得した。内村にとって五輪とは「自分を証明できる場所」とし、「世界選手権が五輪イヤー以外で毎年あって、世界チャンピオンになり続けて、五輪でしっかり証明することを2回もできた。自分を証明する舞台だったのかなと思います」と語った。

 また、自身最後の五輪となった21年東京大会は種目別・鉄棒で予選敗退だった。「挫折、落ちたところからはい上がるところも知れた。今後、人に伝えていく立場において知らないといけなかった。栄光も挫折も経験できた。貴重な経験をさせてもらった気持ちが強いです」と思いを語った。

 ◆内村 航平(うちむら・こうへい)1989年1月3日、福岡・北九州市生まれ。33歳。ジョイカル所属。3歳の時、両親が長崎・諫早市で設立した体操クラブで競技を始め、個人総合では2008年北京五輪銀、12年ロンドン、16年リオ五輪で連覇。リオでは団体も優勝。五輪で計7個メダル獲得。世界選手権は09年ロンドンから15年グラスゴーまで個人総合6連覇など10個の金含む21個のメダル獲得。162センチ。家族は夫人と2女。

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