尾車親方、御嶽海は2度の優勝時と同じ“いい顔”

スポーツ報知
押し出しで霧馬山を下した御嶽海(右)(カメラ・竜田 卓)

◆大相撲 ▽初場所5日目(13日、東京・両国国技館)

 関脇・御嶽海が2020年7月場所以来、9場所ぶりとなる初日からの無傷の5連勝を決めた。西前頭筆頭・霧馬山を押し出しで下した。大関への足固めを狙う場所で、序盤を無敗で乗り切り、上々の滑り出しを見せた。第一目標の2ケタ白星へ、このまま連勝街道をひた走る。横綱・照ノ富士は西前頭2枚目・逸ノ城を問題にせず、昨年秋場所からの連勝を「23」に伸ばした。大関・正代は2敗目。全勝は照ノ富士、御嶽海、平幕・阿炎の3人となった。スポーツ報知評論家の尾車親方が、御嶽海の取組を解説する。

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 序盤の5連勝。御嶽海の顔が輝いている。落ち着いた雰囲気の中にキリッと引き締まった表情。こんな“いい顔”を見るのは優勝した場所(18年名古屋、19年秋)以来、3度目。序盤からは初めてのことだ。

 霧馬山のもろ手突きからの奇襲にも慌てなかった。突っ張りを下からはねのけて頭を押さえて動きを止めた。最後は左右のおっつけからのハズ押し。理詰めな相撲での5連勝は内容的にも満点。格下に負ける風景すら見えてこない。

 何度も書いてきたが、問題はこれから。気持ちの乗らない相撲が必ず2番はある。体を支配しているのは心。心が切れたら相撲のリズムも失う。御嶽海も分かっていると思うが、ここからは自分との闘い。同じ過ちは繰り返すな。

 大関の貴景勝が休場して格上は横綱と大関だけ。番付的には13勝2敗の成績を残すことが可能だ。直近3場所33勝の数字はクリア、初場所後に大関昇進の議論がテーブルにあがるのは間違いないだろう。燃えろ、いい男―。(尾車親方=元大関・琴風、スポーツ報知評論家)

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