【巨人】秋広優人、1日米9合食トレ 指令した師匠・中田「夜だけで20合炊いている。破産しかけ」 

スポーツ報知
中田(左)が見つめる中、打撃練習を行う秋広優人(カメラ・相川 和寛)

 巨人の秋広優人内野手(19)が13日、1日9合の食トレを経て、中田との“恩返しアベック弾”を誓った。前日12日から石垣島自主トレに合流。中田からは秋広用に1日9合の米が用意されており、増量を図りながらハードな練習に打ち込んでいる。「夜だけで20合くらい炊いているので、ちょっと破産しかけている」と明かした師匠への感謝を、まな弟子は結果で示す。

 中田塾の門を叩いた秋広は、壮絶な食トレに励んでいることを告白した。合同自主トレではハードな練習に加え、膨大な食事量による体作りを敢行。米の量は朝2合、昼2合、夕食5合と1日米9合がノルマとなっている。

 秋広「こんなに食べるのは久しぶりなのでキツいですけど、体重を増やすためなので食べないといけない」

 一般的な成人の食事量は3食が米でも1日1・5~2合と言われる。アスリートでも1日3食3500キロカロリー前後が適正とされるが、秋広は9合(約3キロ)のご飯だけで、約4600キロカロリーに上る。現在202センチ、99キロで、まだ細く映る体形。中田に課された1日9合のノルマは、スラッガーになるための必要なトレーニングと受け止めている。

 懸命に食トレに励むまな弟子を見つめながら、師匠は“悲鳴”を上げていた。

 中田「夜だけで20合(約6・6キロ)くらい炊いているので、ちょっと破産しかけている。年俸下がったのでね…」

 今オフは昨季年俸3億4000万円から1億9000万円ダウンの大減俸となったが、面倒見の良さで知られる男は、裏方を含め総勢7人分の食費を負担。それでも「米、送ってください」と報道陣に呼びかけた表情は、何かうれしそうだった。

 中田「(秋広は)真面目だし、純粋に野球が好きなんだと思います。質問もたくさんしてきますし、食トレもゼーゼー、ハーハー言いながらコツコツ頑張ってる。一つの目標を立てたら、そこに行き着くまで全神経を使う。そういうところを見ていて感じる」

 一回り以上離れた弟分を語る中田の言葉は優しさにあふれていた。師の愛情を感じているからこそ、秋広には新たな目標が生まれた。

 秋広「1軍で戦える体を作って、翔さんと1軍の舞台でプレーしたい。一緒に1軍でホームランを打ちたいです」

 夢の師弟アベックアーチへ、技術面でもアドバイスを受けた。ロングティーの時には、中田の助言で上体が浮き沈みしないように意識しただけで打球の勢いがアップ。タイミングを外されても長打を打つには下半身強化が重要と学んだ。

 秋広「翔さんが打っている場面を見ていてとても勉強になる。あと10日間ほどしっかり勉強して、レベルアップできるように。いい自主トレをして、体を作ってキャンプでアピールすることが目標です」

 本来の守備位置は一塁で中田の定位置と重なるが、出場機会を求めて昨年からは外野にも挑戦中。中田師匠の愛情をたっぷりと受け、背番号55はスラッガーへの階段を一歩ずつ上がっている。(灰原 万由)

 ◆師弟アベック弾めも 巨人では坂本がプロ1年目のオフ、阿部(現コーチ)のグアム自主トレに同行し、師弟関係がスタート。その後、坂本は主力に成長し、15年オフに自立した。阿部が引退した19年までに通算37度アベック弾を放った。他球団での師弟アベック弾は金本・新井貴(阪神)、鈴木誠・堂林(広島)、山川・森(西武)、中田・石井一(日本ハム)、浅村・内田(楽天)、松中・松田(ソフトバンク)などがある。

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