【巨人】新たな中田翔「ねちっこい地味なトレーニング」で20年の31発超えへ「自信しかない」

スポーツ報知
ロングティーを行う中田翔(カメラ・相川 和寛)

 巨人の中田翔内野手(32)が13日、秋広優人内野手(19)らとの沖縄・石垣島自主トレ後にリモート取材に応じ、22年シーズンの完全復活を予告した。昨年は日本ハムで暴行問題を起こし、8月に無償トレードで巨人に移籍。加入後は2度の2軍降格を味わう苦しいシーズンとなったが、充実の自主トレを経て「今はもう自信しかない。また新たな中田翔を作り上げていく」と自信満々に言い切った。

 画面越しの中田は、迷いのない表情で、雪辱に燃える今シーズンへの思いを口にした。「今はもう、自信しかないですね。また新たな中田翔を作り上げていかないといけないと思っている」。高らかに、完全復活を遂げることを予告した。

 どん底からはい上がる。昨年8月、日本ハムで暴行問題を起こし、無償トレードで巨人に移籍。しかし、加入後は腰痛にも苦しみ、2度の2軍降格を経験するなど出場34試合で打率1割5分4厘、3本塁打、7打点と低迷した。「ちょっと萎縮(いしゅく)してしまっている自分がいた」。レギュラーに定着した11年以降ワースト記録が並んだ。

 巻き返しへ、石垣島での自主トレでは「ねちっこい、地味なトレーニング」と表現するふくらはぎ、内転筋、太もも裏、でん部回りの強化を徹底。例年よりもセット数を倍こなし「もう一度、自分のスイングを取り戻すという意味でも下(半身)を使うという意識で練習しています」。さらに並行してウェートトレーニングを行い、ロングティーなどでバットも振り込んでいる。昨季終盤は92キロまで落ち込んだ体重も驚異の17キロ増。現在はベストに近い109キロまで戻した。仕上がりの順調さが、復活への自信を生んでいる。

 原監督のゲキも発奮材料にする。指揮官は昨年12月、21年は固定できなかった一塁手について「中田だって黙ってないでしょう」と、レギュラーを奪い取ることを求めた。伝え聞いた中田は「自分の名前を挙げてもらっているのはありがたいこと」とした上で、「もちろん黙っているわけもないですし、自分がやることを全力でやるだけ」。中島らと横一線からスタートするレギュラー争いを制する覚悟だ。

 確固たる定位置をつかみ、その先にあるのはアーチ量産。自己最高は20年の31本塁打だが、「キャリアハイは打ちたい」と自己最多の本塁打数を約束。力強い言葉の数々には「吹っ切れたというのが大きいかもしれません」と心境の変化を要因に挙げた。「やっぱり結果を残して、一日でも早くファンの皆様に認めてもらえるように、また一から頑張るだけ。自分らしくやっていきたい」。生まれ変わった背番号10が、中田史上最高の1年に向けて歩みを進めている。(後藤 亮太)

 ◆中田らの自主トレのタイムスケジュール

▼9時30分 ランニングなどのアップ

▼9時50分 体幹トレーニング

▼10時25分 キャッチボール

▼10時40分 ティーバッティング

▼10時55分 ロングティー

▼11時30分 午前中の練習は終了

▼午後 ウェート

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