メジャー傘下マイナーチームに初の女性監督誕生 ヤンキース1Aタンパのバルコベックさん

 メジャー傘下マイナーチームに初の女性監督が誕生した。ヤンキース傘下1A級タンパにレイチェル・バルコベックさん(34)が就任することが9日(日本時間10日)、明らかになった。前日にはオーストラリアプロ野球初の女性選手、メルボルン・エイシズのジェネビーブ・ビーコム投手(17)デビューのニュースが世界に流れたばかり。野球界は変革の時を迎えている。

 名門ヤンキースがメジャー傘下のチームとしては史上初めて女性指揮官を起用する。AP通信がこの日、伝えたものだ。

 1A級タンパ監督に就任するのはレイチェル・バルコベックさん。現在34歳で、プロ野球の世界で10年間のコーチ経験があり、19年11月にはヤンキース傘下で女性としては史上初となるフルタイムの打撃コーチに就任。昨季はヤンキース傘下ルーキー級のチームで打撃コーチを務めていた。MLB公式サイトのプロスペクトランキングでチーム2位(全体17位)だった将来有望で両打ち外野手のジェイソン・ドミンゲス(18)らを指導した実績がある。

 クレイトン大とニューメキシコ大の元ソフトボールの捕手だったバルコベックさんは、12年にマイナーリーグのストレングス&コンディショニングコーチとしてカージナルス入り。16年にはアストロズに移籍した。18年には一時的に野球を離れ、オランダのブリッジ大で2番目の修士号を取得。そこでは、オランダの全国野球チームやソフトボールチームにも協力していた。

 ヤ軍のコーチ就任時に「おそらく男性よりもはるかに多くのことをしなければならないが、私は直面する課題に対してはるかに準備ができているので、(コーチをするのが)好きです」と話していた。

 なお、メジャーでは、ジャイアンツでアリッサ・ナッケンさんが史上初の女性コーチを、マーリンズではキム・アングさんが女性初のGMを務めている。

 ◆近年、男性チームを率いた主な女性指導者

 ▽柔道男子ブラジル代表・藤井裕子監督 英国での指導を経て13年にブラジル女子代表コーチに就任。16年リオ五輪を経て、18年からは男子代表監督に就任した。昨夏の東京五輪では、66キロ級でD・カルグニンが銅メダルを獲得した。

 ▽サッカーJFL鈴鹿・ミラグロス・マルティネス監督 スペイン人女性のマルティネス監督は19年から昨夏まで指揮。クラブ幹部が、検索エンジン「Google」で「女性監督」を検索したことから人選が始まり、契約にこぎ着けたことでも話題となった。

 ▽アメフト関西外大・沢木由衣監督 20年2月、OGで元主務の沢木さんが関西学生リーグ4部に降格したチームを再建する新監督に就任。本業は会社員で、週末に指導するスタイル。

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