【記者の目】選手経験より理論伝授が優先される時代…将来的にメジャー監督も マイナーチームに初の女性監督誕生

スポーツ報知

 メジャー傘下マイナーチームに初の女性監督が誕生した。ヤンキース傘下1A級タンパにレイチェル・バルコベックさん(34)が就任することが9日(日本時間10日)、明らかになった。前日にはオーストラリアプロ野球初の女性選手、メルボルン・エイシズのジェネビーブ・ビーコム投手(17)デビューのニュースが世界に流れたばかり。野球界は変革の時を迎えている。

 女性の進出が著しい米大リーグ。コーチ、GMに次いでマイナーながら監督が誕生した。

 理由の一つには、指導者やフロントに求められるものが昔と大きく変わってきたことが言える。21世紀に入ってプロ野球経験のないアイビーリーグ出身のGMが多く生まれてきたが、それはセイバーメトリクスによるデータ分析などを理解することが求められる時代になってきたためである。

 バルコベックさんも19年8月から、ワシントン州にある「ドライブライン・ベースボール」という科学的なデータを駆使して選手の能力向上を目指すトレーニング施設で、打者の視線と投手の股関節の動きを納得できるまで分析した。

 米大リーグの指導スタッフには、選手としての経験値よりも、具体的な理論をきちんと選手に伝えられることが優先される時代なのだ。大リーガー誕生は体力的に難しいかもしれないが、監督としての資質は従来と変わってきているだけに女性のメジャー監督誕生もそう遠い未来ではないのかもしれない。(蛭間 豊章)

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