古川学園、準優勝 レギュラーも、陰で支えた3年生もみんな頑張った 悔しさ糧に日本一目指す…春高バレー

スポーツ報知
閉会式後に記念撮影をする古川学園の選手たち

◆バレーボール全日本高校選手権最終日 ▽女子決勝 就実3-1古川学園(9日・東京体育館)

 男女の決勝が行われ、女子の古川学園(宮城)は就実(岡山)に敗れて1999年以来の優勝はならなかった。エースのタピア・アロンドラ(2年)が36得点と気を吐いたが、最後まで相手の粘り強い守備を崩せず。レギュラーのほとんどを1、2年生が占める若いチームがこの悔しさを糧に、日本一になるため1年間練習を積む。

 目標の日本一まで、あと1勝届かなかった。昨年の準決勝で敗れた就実に、セットカウント1―3で敗れて準優勝。古川学園・岡崎典生監督は「就実は日本で一番守備やつなぎがいいチーム。そこを崩せなかった」と、相手の完成度の高さに脱帽した。終了直後は悔し涙の選手が多いなか、涙を流すことはなかった熊谷仁依奈主将(2年)は「やりきった思いが一番あるので。全力は尽くしたけど、実力不足だなと感じました」と振り返った。

 3年生の思いに日本一で応えたかった。5人しかいない3年生のなかで、スタメンは鈴木玲香1人だけ。だが他の4人はチーム全体の準備など、裏方の仕事に進んで取り組んだ。また大会前にはBチームが“仮想ライバル校”となって実戦形式の練習をやることが多く、レギュラー組にとって貴重な経験となっていた。「3年生がずっと支えてくれて、その思いを胸に必ず日本一になるという気持ちが強かったけど…」と熊谷。指揮官は「コートの上では鈴木が苦しい場面で落ち着いて決めてくれて、コートの外でも(他の4人が)段取りなどきちんとしてくれた。チームの力になってくれた」と、少人数で頑張ってきた3年生に感謝した。

 熊谷やアロンドラ、阿部明音や高橋陽果里(すべて2年)ら、主力選手のほとんどが残る。全国大会の経験も積んだ。岡崎監督が「この1年、全国で一番成長した選手たちだと思っている」と感じる手応えを力に変えて、残るは日本一を取るだけだ。「まだまだやらなきゃいけないことはたくさんある。悔しい思いを1年間持ってやっていきたい」と熊谷は前を向いた。胸にかけられたメダルの色を来年こそ金色にして、最高の輝きをみせる。

(有吉 広紀)

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