【阪神】矢野燿大監督が新人に引退への第一歩を訓示「今は始まりだけど、終わりの始まり」合同自主トレ初日

スポーツ報知
自主トレをする新人選手たちに訓示をする矢野燿大監督。左手前から、森木大智、鈴木勇斗、桐敷拓馬、前川右京、豊田寛、中川勇斗、伊藤稜

 阪神・矢野燿大監督(53)が9日、ルーキーに金言を授けた。「今は始まりだけど、終わりの始まりでもある」。新人合同自主トレ初日を視察して訓示。新型コロナウイルス陽性で未入寮のドラフト5位・岡留英貴投手(22)=亜大=を除く7選手に対して、出発の日に引退への第一歩を意識させた。その心は「その方が毎日、全力で一日を過ごしていけるんじゃないかな」。門出には意外な言葉で「悔いのない人生を歩んでもらいたいので」と願った。

 毎年恒例の“深イイ”エール。自身の若手時代を「もっとやれることもあった」と思い出し、引き際への危機感を活力に変えることを求めた。「オーバーに言えば、死ぬじゃん、みんな。でも死なへんと思ってる(から悔いを残す)」。2019年1月に大腸がんの手術を受けた原口を「一番近くでそれを経験した。もともと準備も姿勢もすごかったけど、病気を経験してさらに」と例に挙げた。ドラフト1位の森木=高知高=は「心に残りました。あまり意識的に考えたことはないですけど、こうありたいという最終目標を決めて」と胸に刻んだ。

 さらに指揮官は「うちは楽しんでやる」というモットーに加えて「ライバル心を持って」と合わせて3つの心構えを伝えた。昨年は佐藤輝、伊藤将、中野が活躍。就任1年目の19年の近本ら、近年は新人がチームを刺激している。「仲良しになる必要は全くないし、勝たないと出られない。それがチーム全体を高めるし、そういうチーム状態にはなってきている。ライバル(関係)というのは、うちは多い」と今年も期待。3つの心構えを伝授し、新たな力の躍動を願った。(安藤 理)

 ◆矢野監督の新人合同自主トレでの訓示 就任1年目の2019年は近本らに「うまいやつが残るわけじゃない。やってやる、活躍してやると思っている人」と気持ちの強さ、成功イメージの重要性を説いた。西純ら高卒が多かった20年は「失敗が多いスポーツだからこそ、楽しめることがすごく大事。夢と感動を与える選手になって」と激励。昨年は佐藤輝らに「早く壁にぶち当たってほしい」と求め、乗り越えることでの成長を願った。

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