◆新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 16 in 横浜アリーナ」大会 ▽6人タッグマッチ30分1本勝負 〇杉浦貴、矢野通、桜庭和志(9分37秒 オリンピック予選スラム→体固め)鈴木みのる、タイチ、TAKAみちのく●(8日、横浜アリーナ)
KENTAが5日の東京ドーム大会の棚橋弘至戦で鼻骨骨折、左股関節後方脱臼骨折、背部裂傷、左環指腱性槌指の重傷を負ったため、欠場。急きょ新日の矢野通が「杉浦軍」として杉浦貴、桜庭和志とともに2015~16年にノア侵攻に乗り出した過去を持つ「鈴木軍」のタイチ、鈴木みのる、TAKAみちのく組と対戦した。
リングインと同時に杉浦と桜庭に「お願いします!」と礼儀正しく頭を下げた矢野。1・5東京ドーム大会で「KOPW 2022」タイトルを奪われた鈴木相手に「コノヤロー!」と叫んだ。
ゴング前から襲いかかり、場外乱闘に持ち込んだ鈴木軍。タイチが桜庭に強烈なキックを浴びせたが、レジェンド・桜庭もアキレス腱固めで逆襲した。鈴木と過去に鈴木軍に在籍した杉浦もエルボー、ナックルと場外で“シバキ合い”を展開した。
リングに戻っても、鈴木の顔面にキックをたたき込むと、ランニングニー、エルボーを乱打した杉浦。鈴木も舌を出して挑発すると、強烈なエルボーを打ち返した。
しかし、最後は杉浦のパワーがさく裂。TAKAみちのくをオリンピック予選スラムでたたきつけ、3カウント。試合後も場外の鈴木と互いに指を差し合い、挑発し合った。(中村 健吾)