箱根駅伝圧勝の青学大新チーム主将は宮坂大器に内定 3大駅伝出場経験なしも原晋監督「いい男です」

スポーツ報知
箱根駅伝で圧勝した青学大の新チームの主将に内定した宮坂大器(右)と副将に内定した横田俊吾

 第98回箱根駅伝(1月2、3日)で往復路を制し、総合新記録(10時間43分42秒)の完全優勝で2年ぶり6度目の栄冠に輝いた青学大の新主将として、宮坂大器(3年)の就任が内定したことが8日、分かった。今回の箱根駅伝は7区に登録されていたが、当日変更で出番なしになるなど、これまで学生3大駅伝で出場経験はないが、原晋監督は「リーダーシップは抜群。いい男です」と高く評価した。今回、補欠登録の横田俊吾(3年)が副将に、10区区間新の中倉啓敦(3年)が寮長に、保手浜涼介(3年)が主務に内定した。

 「パワフル大作戦」を掲げて、第98回箱根駅伝を圧勝した青学大の次期チームを率いる主将として、3大駅伝出場未経験の宮坂が内定した。箱根駅伝に初優勝した2015年(14年度)以降、3年生までに3大駅伝出場未経験の選手が青学大の主将に就任することは初めて。

 「本当は、今回の箱根駅伝に出走して、キャプテンに就任したかったですが、キャプテンをやる以上、しっかりと頑張ります。今までの青学大の伝統を引き継ぎ、練習場では厳しく、寮内では居心地のいいチームをつくりたいです」。宮坂は慎重に言葉を選びながら「所信表明」を行った。

 宮坂が1年時は鈴木塁人、2年時は神林勇太、3年時は飯田貴之が主将が務めた。「歴代キャプテンの皆さんがカリスマ性があります。強くて、優しい。僕も少しでも近づけるようになりたい」と宮坂は落ち着いた口調で話した。

 一選手としても、不退転の決意で新シーズンに挑む。「これまで以上に地道に泥臭く練習を重ねていきます。関東学生対校は5000メートル、1万メートルに出場したい。3大駅伝はすべて走りたいです」と宮坂は意欲的に話す。

 宮坂は新主将にふさわしい責任感を持つ。今大会では7区に登録された。当日変更で、岸本大紀(3年)に出番を譲り、補欠に回った。「1月3日の(当日変更締め切り時間の)午前6時50分まで集中して、走る準備をしていました」と明かす。新チームの初練習となった5日、目をギラギラさせて競技場に現れ、積極的に先頭で引っ張った。「惜しくも走れなかった箱根駅伝の直後の練習で、強風の中で、トップを突っ走った。頼もしい」と原監督は新主将に大きな期待を寄せる。

 今季、チームを支えた野川寛太主務(4年)は「エースの近藤幸太郎(3年)は自分には厳しいけど、仲間には少し甘過ぎます。横田俊吾は自分にも仲間にも少し厳し過ぎます。岸本はマイペース過ぎます。宮坂が一番、バランス感覚があり、いいですね」と笑顔で後輩たちを評する。2022年度の青学大は、宮坂キャプテンを中心に「パワフル」を超えるチームを目指す。

 ◆宮坂 大器(みやさか・たいき)2000年10月4日、埼玉・川越市生まれ。川越市立砂中1年時に陸上を始める。理由は「球技が苦手だから」。3年時に全国大会1500メートル優勝。埼玉栄では全国高校駅伝2年1区30位、3年4区7位。19年に青学大国際政治経済学部入学。自己ベストは5000メートル13分54秒15、1万メートル28分34秒23、ハーフマラソン1時間2分26秒。趣味はゲーム(スマブラ)。尊敬する選手は同期の近藤幸太郎。171センチ、54キロ。

 ◆2014年度以降の青学大主将

年度 箱根成績 主将 主な箱根実績

14 優勝   藤川拓也 4年時9区区間賞

15 優勝   神野大地 3年時5区区間賞

16 優勝   安藤悠哉 2年時10区2位

17 優勝   吉永竜聖 3年時全日本3区5位※

18 2位   森田歩希 4年時3区区間新(当時)・区間賞

19 優勝   鈴木塁人 3年時10区2位

20 4位   神林勇太 3年時9区区間賞

21 優勝   飯田貴之 3年時9区2位

22 ?    宮坂大器 ―

【注】吉永は箱根駅伝出走なし

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