箱根駅伝優勝の青学大が女子マラソン阿部有香里のペースメーカー務める 原晋監督「日本陸上界に革命を起こしたい」

大阪国際女子マラソンに出場する阿部有香里(右端)の練習を引っ張る(左から)青学大の若林宏樹、岸本大紀、太田蒼生
大阪国際女子マラソンに出場する阿部有香里(右端)の練習を引っ張る(左から)青学大の若林宏樹、岸本大紀、太田蒼生

 第98回箱根駅伝(1月2、3日)で往復路を制し、総合新記録(10時間43分42秒)の完全優勝で2年ぶり6度目の栄冠に輝いた青学大の優勝メンバーが8日、相模原市のキャンパス内陸上競技場で、大阪国際女子マラソン(1月30日)に出場する阿部有香里(しまむら)のポイント練習のペースメーカーを務めた。

 阿部を指導する渡辺高夫さんが親交のある青学大の原晋監督、勝亦祐一コーチに依頼。3区2位の太田蒼生(1年)、5区3位の若林宏樹(1年)、7区区間賞の岸本大紀(3年)の3人が前半、1区5位の志貴勇斗(2年)、9区区間新記録の中村唯翔(3年)、10区区間新記録の中倉啓敦(3年)の3人が後半のペースメーカーを務めた。“超豪華”なペースメーカーに阿部は「活躍されたばかりの選手に引っ張ってもらって、勢いをもらいました。とても、いい練習ができました」と感謝した。

 32歳の阿部は昨年の大阪国際女子マラソンで自己ベストの2時間24分42秒で3位と健闘した。3週間後に迫った今大会に向けて「目標は2時間23分台で3位以内」と話す。今大会は、今夏のオレゴン世界陸上の日本代表選考レースを兼ねる。日本代表に関しては「結果を出せば(代表は)後からついてくると思います」と自然体で話した。

 原監督は「女子の実業団チームに男子のランニングコーチはたくさんいるが、トップランナーではないので必ずしもフォームは良くない。青学大のトップランナーの後ろで走ればリズムが良くなります」と強調。埼玉栄高、宮城・仙台育英高を全国高校駅伝優勝に導いた渡辺さんは「原監督の言う通り。腰高の良いフォームの選手に引っ張ってもらうと重心移動がスムーズになり、走りは良くなります」と同調した。

 旧知の間柄の原監督と渡辺さんは、ともにクセが強い個性派指導者同士で気が合う。「パワフル大作戦」を掲げて第98回箱根駅伝で青学大を圧勝に導いた原監督は「渡辺さんは70歳を過ぎた今でもパワフルです。渡辺さんと一緒に日本陸上界に革命を起こしたい。まずは、阿部さんには大阪国際女子マラソンで優勝してもらいたいですね」と威勢よく話した。「パワフル大作戦」は箱根路の戦いを終えても続行中だ。

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