【女子野球】侍ジャパン女子代表の中島梨紗監督がZENKO BEAMS新監督に就任、ヘッドコーチは元阪神の星野おさむ氏

スポーツ報知
ZENKO BEAMSの監督に就任した中島梨紗監督(中央)は星野おさむヘッドコーチ(右)、岡部憲章総監督(左)と日本一になることを誓った(カメラ・秋本 正己)

 関東女子硬式野球連盟主催の「ヴィーナスリーグ」(読売巨人軍、報知新聞社後援)に参戦している「ZENKO BEAMS」が7日、新体制でスタート。監督には侍ジャパン女子代表の中島梨紗監督が就任し、ヘッドコーチを阪神、近鉄、楽天でプレーした星野おさむ氏が務める。岡部憲章監督は総監督に就いてチームを支えていく。

 この日のミーティングで選手に「新歩」というスローガンを示した中島監督は、「ワクワクしている気持ちと、どうなるかというドキドキがあります」と小さく笑った。20年11月に代表の監督に就任したものの、コロナ禍もあって満足に活動できない現状に「野球勘とか試合勘から離れすぎている部分で不安もちょっと出てきてましたし、現場で日々動いていた方がいいというのもありました」と新天地で指揮を執ることを決意。代表の監督も引き続き務めていく。

 女子プロ野球の埼玉アストライアで投手として活躍して引退後は監督を務めたが、女子プロ野球リーグは昨年12月30日に無期限の活動休止を発表。一方で巨人がチームを設立するなど、女子硬式野球の競技人口は増えてきている。「(休止は)ちょっと残念な気持ちにはなりましたが、女子野球を広めてくださったのは、間違いなく女子プロ野球リーグの力も大きいと思います。そこで学んだことは私自身もすごく大きかったですし、今にもつながっているので次につなげていけたら」と自らの経験を若い選手に伝えていくつもりだ。

 中島監督を支えるヘッドコーチに就任したのが阪神、近鉄、楽天でプレーした星野おさむ氏。引退後は楽天で打撃コーチなどを務め、独立リーグの愛媛では監督を務めるなど指導歴も豊富だ。チームが拠点を置く埼玉出身とあって「これも何かの縁ですね」としみじみと話した。女子野球の指導は昨年まで所属したBCリーグの福島傘下のレッドホープスレディースで少し関わった程度だが「新鮮な気持ちで野球ができます。僕のスタイルは体当たり系なので、やってきたことを伝えられる楽しみはあります」。その伝えたいことというのが「ノムラの考え」だ。

 阪神時代に故・野村克也監督の指導を受け、ミーティングでもしっかりとノートを取っていた。今でも大切に保存してあるノートに刻まれた“金言”を少しずつ選手に伝えていきたいという。「段取り八分という言葉がありますが、野村さんは段取り十分と言われていました。その言葉は伝えたい」と試合に臨む準備の大切さを訴えていくつもりでいる。

 チームは4月入社予定の2人を加えて19人で活動していくが、選手は仕事と野球をしっかり両立させていく。警備の仕事に携わる選手も多く、箱根駅伝では沿道で警備にあたった。「若い選手が多いチームで元気もある。仕事と野球の両立は大変だと思うので、相談しながらやっていきたい」と中島監督。日本一へ新しい一歩を踏み出した。

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