NHK大河「鎌倉殿の13人」 乗馬クラブで80回の猛特訓! 小栗旬の全力アクションと三谷コメディーの融合 初回みどころ

馬に乗り北条義時を演じる小栗旬(NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」より)
馬に乗り北条義時を演じる小栗旬(NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」より)

 俳優の小栗旬が鎌倉幕府第2代執権・北条義時を演じるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜・後8時)が9日から始まる。

 義時が武士の頂点に立つまでを描く物語。青年期に当時はまだ知られた存在ではなかった16歳年上の源頼朝(大泉洋)に出会う。姉の政子(小池栄子)が頼朝と結婚したため義理の弟になり、頼朝の側近として政治手腕を学んでいく。ちなみに「鎌倉殿」は「かまくらどの」と読み、将軍を指す。初代将軍になった頼朝の死後、後継の頼家(金子大地)を支えた13人が権力を争う。義時が勝ち残ったことで、北条氏は最高権力者の執権として16代続くことになる。

 歴史をたどると、いわゆる幕府の2代目は地味なイメージの人物が多いのではないか。父の時政(坂東彌十郎)と、息子で「御成敗式目」で知られる名君・泰時に挟まれた義時。室町幕府第2代将軍は足利義詮で、江戸幕府は徳川秀忠だ。歴史の授業では出番が少ないものの、後世の我々には伝わりにくい調整力、あるいは特別な何かを身に着けていたのかもしれない。義時の力が何だったのか。興味を持って物語を楽しみたい。

 第1回「大いなる小競り合い」の舞台は1175年の伊豆。10代の義時は兄・宗時(片岡愛之助)、政子らとのんびり暮らしていた。そこへ平治の乱で敗れて流罪人となった頼朝が現れ、物語が動き始める。ひょんなことから頼朝をかくまうことになった一家はてんてこ舞い。そのドタバタぶりを、小栗は取材会で「みんなポンコツなんだよなあ、北条家は」と愛情を込めて解説していた。

 馬に乗る義時が全力で駆ける場面もある。小栗は「そんなに上手ではない」と謙遜するが、山梨・小淵沢の乗馬クラブで約80回練習しただけあり、なかなかの腕前。「(乗馬の)数を重ねるとコントロールの仕方が分かってくる」と手応えを口にする。

 脚本は三谷幸喜氏。香取慎吾主演の「新選組!」(2004年)、堺雅人主演の「真田丸」(2016年)に続く3作目の大河となる。史実に忠実である一方、真偽がはっきりしない部分は想像力で補う。何げない日常会話やしぐさにコメディー要素を盛り込んでくるのではないか。

 注目度は高い。初回世帯視聴率でみると昨年の「青天を衝け」は20・0%、20年の「麒麟がくる」19・1%だった。ちなみに前回の三谷作品で16年の「真田丸」は19・9%。作品それぞれ時代背景も違うし、ファン層も変わってくるだろう。まずは20%の大台を超えられるか。それが第一関門となりそうだ。

(NHK担当・浦本将樹)

※視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区

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