箱根駅伝圧勝の青学大「裏6大ニュース」 ビッグボス、綾野剛が現る!

スポーツ報知
 第98回箱根駅伝で総合優勝のゴールテープを切った青学大10区・中倉啓敦(カメラ・相川 和寛)

 第98回箱根駅伝(1月2、3日)で、青学大は往復路を制し、総合新記録(10時間43分42秒)の完全優勝で2年ぶり6度目の栄冠に輝いた。2位の順大とは平成以降で最大の10分51秒差をつける歴史的圧勝だった。6度目の総合優勝を記念して今年度の裏6大ニュースを紹介する。

 【〈1〉ビッグボス新庄監督が現る!】

 昨年7月、日本ハムの指揮官に就任する前、当時、フリーの立場だった新庄剛志監督がテレビ局の企画で相模原キャンパスに現れた。「学生と女の子の話で盛り上がっていた。若者の心をつかむのがうまい。それでいて、競技に関して奥の深い話をしていた。私も選手も有意義だった」と原晋監督は感心した様子で話した。

 【〈2〉箱根駅伝ファンの綾野剛も現れる】

 昨年12月、千葉県内で合宿中に箱根駅伝好きとして知られる俳優の綾野剛がサプライズ応援に訪れた。原監督の証言を元に2人の会話を再現。

 綾野「僕は今でも箱根駅伝に出場することが夢なんです」

 原監督「それは素晴らしい。箱根駅伝でゲスト出演などされたらいいんじゃないですか?」

 綾野「選手の皆さんの神聖な戦いの場を乱すことになるので、そんなことはできません。一ファンとしてテレビの前で泣きながら応援させて頂きます」

 ちょうど居合わせたエースの近藤幸太郎(3年)らと綾野は快く写真撮影に応じた。宿舎に戻ってきた選手たちは「カッコいい!」と興奮気味に話した。

 「39歳になった今でも『箱根駅伝に出場することが夢です』と言える純粋な心は本当に素晴らしい。こんなにも深く箱根駅伝を応援してくることは箱根駅伝に携わる者としてうれしい。綾野さんの箱根駅伝への愛は本物です」と原監督は笑顔で話した。

 【〈3〉出雲駅伝前日に横田俊吾のシューズが“パンク”】

 昨年10月の出雲駅伝前日、アンカー横田俊吾(3年)が履く厚底シューズのエアポッドに穴が空くアクシデントが発生。急きょ、内山義英部長が東京・町田市の選手寮から予備シューズを飛行機で運び、レース当日、2人抜きの快走が実現した。

 【〈4〉原監督が女性ディレクター口説く?】

 原監督は取材に訪れたテレビ局の女性ディレクターに「きれいだからアナウンサーと思ったよ」。今時、一歩間違えると“セクハラ発言”となるが、当の女性ディレクターは「自己肯定感に満たされます」と満面の笑みを見せた。「人を気分良くさせることが私の仕事だから」と原監督。今大会でも運営管理車から明るいゲキを飛ばして、選手を気持ち良く走らせた。

 【〈5〉2年前の鈴木主将が飯田主将にダメ出し?】

 昨年12月、千葉合宿に2シーズン前のチームで主将を務めた鈴木塁人(たかと、現SGH)が激励に訪れた。明るいキャラクターで後輩に慕われている鈴木は現チームで主将を務める飯田貴之(4年)に対し「全日本大学駅伝(11月)は飯田のせいで負けたね」と笑顔で直言。アンカーとして駒大の花尾恭輔(2年)に競り負け、大会史上最少の8秒差で2位惜敗となったことを遠慮なく指摘した。

 その上で、鈴木は「チームに『飯田のせいで負けた』とイジってくれるヤツはいる?」と問いかけると、飯田は「高橋(勇輝、4年)くらいですね」と返答。鈴木は「それじゃダメだよ。『飯田さんのせいで負けましたね』と後輩が言えるような明るい雰囲気をつくった方がいい」と真面目な表情でアドバイス。2シーズン前も伊勢路で2位だったが、箱根路では優勝。「塁人さんのアドバイスはとても参考になりました。確かに2年前、全日本で負けた後も塁人さんは常に明るかった」と飯田は感謝。鈴木の助言を生かし、飯田は鈴木と同じく「優勝キャプテン」となった。

 【〈6〉「ゴン攻め大作戦」が最終候補に残る】

 全日本大学駅伝で首位の駒大と18秒差の2位でタスキを着けた飯田は約8キロで駒大の花尾恭輔(2年)に追いついたが、残り2キロで突き放された。

 「レース後、飯田とじっくりと話をしました。飯田は『花尾君に追いついた時、まだ、余裕がありました。そのままハイペースで押していけば良かったです』と反省していましたが、それは私の采配ミス。スタート前に私が電話で『追いついたら、じっくり力をためろ』と言ったので。本来、飯田は我慢して押していくタイプ。今季の飯田はスピードがついたのでラスト勝負の方が分があると思ったけど、裏目に出た。私も飯田もいい教訓になった。2人の考えは一致しましたよ。『迷ったら攻めろ!』です。その方が悔いが残らない。箱根駅伝では攻めて、攻めて、攻めまくります」と原監督。

 伊勢路の敗戦を生かして巻き返しを誓った指揮官は、箱根駅伝に向けて恒例の大作戦として「攻めろ!大作戦」をノミネート。まら、東京五輪スケートボードの解説で話題になり、今年の流行語大賞トップ10にもなった言葉を使った「ゴン攻め大作戦!」も最終候補に残った。

 その後「大作戦命名作戦会議」で検討を重ねた結果「チーム全員の力を結集し、パワフルに戦う」という意味を込めて「パワフル大作戦」に最終決定された。

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