一昨年の最優秀ダートホース、チュウワウィザード(牡7歳、栗東・大久保龍志厩舎、父キングカメハメハ)は今春、ドバイワールドC・G1(3月26日、メイダン競馬場・ダート2000メートル)を大目標にローテーションを組んでいくことが1月6日、分かった。昨年の同レースにも参戦し、2着と実績を残しているだけに、大久保龍志調教師は「ドバイには行きたいと思っています」と強い意気込みを示した。
始動戦に関しては昨年9着だったサウジC・G1(2月26日、キングアブドゥルアジーズ競馬場・ダート1800メートル)に登録しているが、大久保調教師は「ワンターンだし、オミクロン株(による世界的な影響)のこともあるので」と説明。国内で行われる交流G1の川崎記念(2月2日、川崎競馬場・ダート2100メートル)にも登録し、コロナ禍による国際情勢を考慮したうえで、この2戦の中から始動戦を決める。