巨人の戸田懐生投手(21)が5日、プロ初勝利へ戸郷の技術を吸収する構えを示した。「TEAM TOGO」の一員として宮崎で鍛錬を積んでいる右腕は、「同級生で1軍に出てるっていうのが、自分にとってはプラスになるところはある。フォークとか聞きたい。これから傾斜とかブルペンに入る時に試していけたらと思います」と、戸郷の宝刀習得に意欲を見せた。
1年目の昨季は支配下登録をつかみ、1軍のマウンドも経験。2軍ではチーム最多の8勝を挙げる活躍を見せた。飛躍の2年目へ向けて、「スピードを上げるのが今年の冬のテーマ。150キロを超えられるように投げたい」と、球速アップも見据える。「まず試合に出ないと評価されないと思う。先発にこだわってやりたいと思います」。独立リーグからはい上がってきたハングリーさも武器に、ローテの一枠を奪いにいく。