京大で2人目&全国医学部初のドラフトへ 水口創太「育成でも行きたい」

スポーツ報知
京大の水口創太

 今年のドラフトは、目玉候補こそ不在だが、東西の大学生に異色の二刀流がいる。京大の152キロ右腕・水口(みなくち)創太(3年)は医学部に在籍する文武両道。194センチ、94キロの体格に底知れぬ潜在能力を秘め、ドラフトイヤーの飛躍が期待されている。

 “文武二刀流”が、ドラフト戦線を沸かせる。京大医学部人間健康科学科で理学療法を学ぶ194センチ右腕・水口は「プロは一番に考えている。育成でも行きたい」と、元ロッテ投手・田中英祐氏(29)に次ぐ京大から2人目のプロ入りを熱望する。昨秋、初登板勝利と京大史上最速の152キロをマークして注目を集めた。上背を生かした角度のある直球が武器で、趣味のゴルフでは300ヤード以上も飛ばすパワーがある。元ソフトバンク投手の近田怜王監督(31)は「課題だらけだが、素材は大きな魅力」と評価。水口も「この秋で自分が通用することが分かった」と手応えを得た。

 “やるからには精神”でここまで来た。京大入学も、プロ志望も「やるからには極めたい」という理由から。浪人の1年間は一切、運動せず勉強に集中。それでも、入学後に球速を10キロ以上も伸ばした。

 現在は大忙しの日々を送る。昨年10月から実習が始まり、けがなどで運動能力が低下した患者を診察する。野球でも手を抜かず、ほぼ毎日ジムへ。学部で学んだ知識を生かしたメニューで汗を流す。「プライベートはほぼない。(勉強との両立は)正直、結構厳しいけど、両方必要なこと」。ルームメートと2人で自炊し、米5合を平らげる夕食が力の源だ。

 同級生は就職活動を始める時期で、水口も時間を見つけて数回、会社説明会に参加した。そして「(プロを目指すのは)今しかできないこと。後悔しないために」と覚悟を決めた。医学部在籍でドラフト指名なら初とみられる。夢をかなえるための、勝負の1年が始まる。(南 樹広)

 ◆水口 創太(みなくち・そうた)1999年8月9日、滋賀・大津市生まれ。22歳。晴嵐小2年から「晴嵐スポーツ少年団」で野球を始め、DeNA京山とチームメート。北大路中では軟式野球部所属。膳所では1年秋からベンチ入りし、3年夏は3回戦敗退。京大では3年春リーグ戦初登板。球種はカットボール、カーブ、フォーク。194センチ、94キロ。右投右打。

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