日体大・矢沢宏太、投手&野手でドラ1誓う…入学時小柄60キロも体作りで3年秋3勝全て完封

スポーツ報知
日体大のエース・矢沢宏太

 今年のドラフトは、目玉候補こそ不在だが、東西の大学生に異色の二刀流がいる。日体大の150キロ左腕・矢沢宏太(3年)は打っても4番を務め、2年秋には外野手で、昨秋は投手でベストナインを獲得したリアル二刀流だ。

 173センチ、70キロの小さな体に、無限の可能性が詰まっている。矢沢は最速150キロの直球とキレ味鋭い縦と横のスライダーを駆使して三振を量産し、打っても豪快なフルスイングに50メートル5秒8の俊足を兼ね備える。「投打両方やってるから、ではなく、投手としても野手としても評価されたい。自分1人で2人のドラフト1位候補になりたいんです」と目を輝かせる。

 類いまれな才能をチーム一体となって伸ばしてきた。神奈川・藤嶺藤沢時代も、最速148キロ左腕&高校通算32発でプロ注目の存在。古城隆利監督(52)は「左であれだけ速いボールが投げられ、打ってもパンチ力があってスピードもある。どちらかに絞って、もう片方の成長を止めるのはよくない」と判断。本人の意思に沿う形で、大学球界では異例となる二刀流に挑んだ。

 入学時は体重60キロほど。下級生時代は体作りに主眼を置いて投手の練習メニューをこなしながら、1年春から外野手としてリーグ戦に出場。2年秋にベストナインを獲得すると、3年春の開幕戦に満を持して「3番・投手」として出場。シーズン途中から4番を任され、2本塁打。同秋は制球が大きく安定し、3勝をすべて完封でマーク。今度は投手としてベストナインを獲得した。

 野手としては、足を生かした1、2番タイプが適性と見られるが「長打を打てるに越したことはない。長打とスピードの両方を求めていきたいです」と矢沢。ドラフトイヤーの目標には、最優秀投手と首位打者のダブル獲得を掲げた。高校時代にドラフトで指名漏れした際に誓った「4年後にドラ1でプロに行く」という決意を現実とするために、自らの可能性を最大限追い求めていく。(片岡 泰彦)

 ◆矢沢 宏太(やざわ・こうた)2000年8月2日、東京・町田市生まれ。21歳。6歳から野球を始め、忠生中では町田シニアに所属。藤嶺藤沢では1年夏からベンチ入りし、同秋からエース。2年秋の県8強が最高成績。大学では1年春から外野手で出場し、同秋に投手としてもデビュー。好きな投手は中日・大野雄、野手はオリックス・吉田正、楽天・辰己。173センチ、70キロ。左投左打。

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