青学大、「パワフル大作戦」は24年パリ五輪まで続く…5選手が別大マラソンに参戦しMGC出場権狙う

スポーツ報知
青学大の箱根駅伝総合優勝を伝えたスポーツ報知を手にする原監督(手前)と記念撮影に納まる選手たち

 第98回箱根駅伝(1月2、3日)で往復路を制し、総合新記録(10時間43分42秒)の完全優勝で2年ぶり6度目の栄冠に輝いた青学大の原晋監督(54)は4日、主将の飯田貴之(4年)、エースの近藤幸太郎(3年)ら5人が24年パリ五輪マラソン代表選考会(MGC、23年秋)の出場権獲得を目指して、別府大分毎日マラソン(2月6日)に出場することを明かした。「パワフル大作戦」を掲げ、箱根路を席巻した青学大は「パワフル大作戦パリ五輪編」をスタートさせる。

 東京―箱根間を“史上最速”で走って往復した青学大が、次は、パリに向けて走り出す。今回の箱根駅伝で2区7位の近藤、同4区3位の飯田に加え、補欠に回った横田俊吾、宮坂大器、西久保遼の5選手が別大マラソンに参戦する。「5人ともMGCの出場権獲得を狙います」と原監督は期待を込めて話した。

 エース区間の2区を担った近藤は今季、急成長し、5000メートルと1万メートルで青学大記録をマークした逸材。主将の飯田は堅実な走りが持ち味で長い距離に強い。

 宮坂は7区、西久保は8区の登録から当日変更されたが、確かな実力を持つ。補欠登録のまま出番がなかった横田俊は卓球のスマッシュのような大きな腕振りが特徴で「よこたっきゅう」と呼ばれている。「3人とも強い。箱根駅伝に出場していれば区間賞、あるいは区間賞に近い走りができたことは間違いない。初マラソンに向けて気合入っています」と原監督は明かす。

 別大マラソンは〈1〉日本人1~3位で2時間10分以内〈2〉同4~6位で2時間9分以内〈3〉順位に関係なく2時間8分以内でMGC出場権を得られる。「ターゲットは日本人4~6位で2時間9分以内」と飯田は話す。さらに具体的な目標を挙げる。「まずは近藤に勝ちたい。次に吉田祐也さん(現GMO)の青学大記録(2時間8分30秒、20年別大)、中大の藤原正和監督が持つ日本学生記録(2時間8分12秒)も少しだけ意識したい」と語った。

 「MGCの出場権を獲得できれば、もちろん、代表を目指しますよ」と原監督。リオ五輪代表選考会だった16年東京マラソンで下田裕太(当時2年、現GMO)が日本人2位、一色恭志(当時3年、現GMO)が同3位となり、代表に近づいた例がある。

 箱根駅伝は「箱根から世界」を理念に掲げ、1920年に始まった。伝統の大会で圧勝した以上、青学大は使命を持って世界を目指す。(竹内 達朗)

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