オカダ・カズチカ、鷹木信悟下しIWGP世界ヘビー初戴冠 1・5でオスプレイと対戦…新日1・4東京D大会

鷹木信悟(下)を破り新王者になったオカダ・カズチカ(カメラ・佐々木 清勝)
鷹木信悟(下)を破り新王者になったオカダ・カズチカ(カメラ・佐々木 清勝)

◆新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 16 in 東京ドーム」大会(4日、東京ドーム、観衆1万2047人)

 メインイベントのIWGP世界ヘビー級王座戦で、挑戦者で昨年の「G1クライマックス」王者・オカダ・カズチカが王者・鷹木信悟を下し、同王座初戴冠。完全復活を宣言した。

  新日50周年の年に創始者・アントニオ猪木さんを彷彿とさせるデザインのガウンを羽織って入場したオカダ。入場と同時にIWGP世界ヘビーのベルトを高々と掲げて見せた鷹木。ともに新コスチュームで対峙(たいじ)すると、鷹木はラリアット、パンピングボンバーと打撃でたたみかけ、オカダを場外にたたき落とした。

 オカダが場外でのDDTをきめれば、鷹木もブレーンバスターで投げ返す。スピード抜群のDDT、ポストに座らせた鷹木への高角度ドロップキック、場外でのダイビングボディーアタックと攻勢に出るオカダ。

 何度もマネークリップで絞め上げられたが耐え抜いた鷹木はDDT、熨斗紙、ジャーマンスープレックス、入魂ラリアットと猛反撃。「来た、来た、来たー!」と叫ぶと、掟破りのレインメーカー・ポーズを披露。

 激怒したオカダの反撃を受けたが、パンピングボンバーの連発で優位に立つと、花道で「食らえー!」と叫んでのデスバレーボムがさく裂。フラフラのオカダは場外カウント19でかろうじてリングへ。しかし、鷹木は雪崩式ブレーンバスター、スライディング式パンピングボンバーと畳みかける。

 オカダもレインメーカーの連発で反撃。しかし、鷹木はメイド・イン・ジャパンの2連発でたたきつけ、パンピングボンバー。さらに鷹木が試合を決めにきたラスト・オブ・ザ・ドラゴンをかわし、レインメーカー一閃させたオカダ。

 ともにフラフラになりながら、エルボー合戦を展開した両雄。最後は速射砲のようなエルボーでオカダをなぎ倒した鷹木。オカダは雪崩式DDT、開脚式のパイルドライバーからレインメーカーを一振り。3カウントを奪った。

 オカダは24時間後の1・5のメインイベントでウィル・オスプレイの挑戦を受ける。

 ◆オカダ・カズチカ 本名・岡田和睦。1987年11月8日、愛知・安城市生まれ。34歳。中学卒業後、陸上の特待生での高校進学を勧められるも闘龍門に入門。04年8月、メキシコでデビュー。07年8月に新日本プロレスに移籍。10年1月、米団体・TNAへの無期限武者修行に出発。11年12月に「レインメーカー」として凱旋帰国。12年2月、棚橋弘至の持つIWGPヘビー級王座に初挑戦。レインメーカーで勝利を飾り、中邑真輔に次ぐ史上2番目の若さとなる24歳3か月で王座に。同王座連続防衛記録12、最長保持記録も持つ。12年、14年、21年にはG1クライマックス優勝。191センチ、107キロ。妻は人気声優、歌手の三森すずこ

オカダ・カズチカ
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