関西を拠点にプロ野球の「遊軍」を務める玉寄穂波、表洋介両記者が対談形式で、今季のプロ野球を占った。入社以来、巨人を担当してきた玉寄記者は生まれ故郷の関西転勤となり、独自の視点でライバルの阪神、広島を分析。表記者は中日をダークホースに推した。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
玉寄(以下玉)「東京の記者はもっとあっさりしてましたよ(笑)」
表「ついつい関西人の悪いところが…。この謎企画を立案した田中昌宏デスクも、コテコテの関西人やろ」
玉「そこはノーコメントで!」
表「関西人と言えば、ソフトバンクの藤本監督は浪速の雰囲気が漂うよな」
玉「新庄BIGBOSS、立浪監督に比べたら地味かもしれないですけど…。私、実家が南海沿線にあるんで親近感ありますよ」
表「優勝したら、トレードマークのひげをそるというのは興味あるなあ」
玉「でも戦力考えたら、おひげサッパリの確率はけっこう高いと思います」
表「メンバー見たら、やっぱり群を抜いているよな」
玉「巨人担当をしていた時に日本シリーズ(※3)でこてんぱんにやられました。19年の交流戦から計11連敗しましたし」
表「東京ドームが使えなくて、京セラドームで開催された20年のシリーズはお客さんとして見に行ったよ」
玉「内容的にも完敗でした」
表「うちの息子は阪神ファンやけど、なぜか柳田タオルを買っていた」
玉「柳田選手にホームラン打ちまくられたイメージです。あと千賀投手の剛速球の威圧感もすごい。小さい子供が喜ぶようなパワフルな選手が多いですよね」
表「さすが、玉寄。パワフル大作戦で締めてくれたね!」
玉「そんなつもりはないですけど…」
表「でも報知の王道の巨人担当を離れて、他球団を見るのは新鮮やろうね」
玉「そうなんです。今年は広島、オリックス中心に取材させてもらうんで、ワクワク感はありますね」
表「そうや。巨人担当やった玉寄に、聞きたいことあったんよ」
玉「なんですか?」
表「正月紙面の原監督の写真、なんであんなに餅が伸びるんやろ」
玉「そんなん知りませんよ!」
(おわり)
※3 19、20年の日本シリーズは巨人がソフトバンクに2年連続で4連敗を喫し、日本一を逃した。また交流戦も含めると、19年から計11連敗。昨年5月30日(ペイペイD)に、ホークスから708日ぶりの白星を挙げた。
◆玉寄 穂波(たまよせ・ほなみ)1993年11月12日、大阪・和泉市生まれ。28歳。市岡高では野球部マネジャーを経験。関学大を経て16年に報知新聞社入社し、巨人担当を5年間務めた。今年の目標は「映画を10本以上、映画館で見ることです」。
◆表 洋介(おもて・ようすけ)1979年10月17日、京都市生まれ。42歳。京都府立鴨沂(おうき)高ではサッカー部。関大を経て03年に報知新聞社に入社。これまで阪神、中日を担当。今年の目標は「遊軍記者らしく(?)ロードバイクで全国各地、各球場を巡礼することです」。
コラムでHo!とは?
スポーツ報知のwebサイト限定コラムです。最前線で取材する記者が、紙面では書き切れなかった裏話や、今話題となっている旬な出来事を深く掘り下げてお届けします。皆さんを「ほーっ!」とうならせるようなコラムを目指して日々配信しますので、どうぞお楽しみください。