【箱根駅伝】強い中大が帰って来た 10年ぶりシード権を獲得「来年は3位以内」

スポーツ報知
10年ぶりにシード権を獲得し喜ぶ中大の井上(中央後方、カメラ・堺 恒志)

◆第98回東京箱根間往復大学駅伝競走復路(3日、神奈川・箱根町芦ノ湖スタート~東京・千代田区大手町読売新聞社前ゴール=5区間109・6キロ)

 箱根路随一の伝統校に歓喜の瞬間が訪れた。中大のアンカー・井上主将は満面の笑みでゴール。総合6位で10年ぶりにシード権を獲得した。「みんなの喜んだ顔を見ると実感が湧く。中大に来て、良かった」と胸の赤い「C」の文字を誇らしげにたたいた。2日の1区で15年ぶりとなる区間記録更新となった吉居は同大学初の最優秀選手賞「金栗四三杯」も受賞。シード復帰に花を添えたエースは「とてもうれしいです」と話した。

 歴代最多14度の総合Vと95度の出場を誇る名門も近年は低迷が続いた。藤原正和監督(40)が、就任1年目には1年生の舟津彰馬(現九電工)を主将にする“荒療治”に出たが、16年10月の予選会で11位に終わり連続出場が87回で途切れた。「新しい中大の伝統を築いていこう」と選手の生活や意識から見直して再出発。17年から5大会連続で箱根予選会を勝ち抜き「選手に考える力が出てきた」と指揮官はチームの成長を表現した。

 総合6位のメンバーのうち吉居ら7人は来年も残る。さらに今春、吉居の弟で1万メートル高校歴代3位の記録を持つ駿恭(しゅんすけ)=仙台育英高3年=、21年全国高校駅伝1区5位の溜池一太(洛南高3年)ら強力新人も加わる。「来年は、この順位じゃ悔しいと思うくらい強くなっていると思う」と井上も期待する。

 10区途中までは3位を走るなど、伝統校の強さは見せた。「新しい一歩を踏み出せた。表彰台(3位以内)を目指して来年はやりたい。ここからまた常勝チームになれるように」と藤原監督。第100回大会で、96年以来の総合優勝を目指す。(榎本 友一)

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請