【箱根駅伝】法大が残り約1キロで東海大抜き10位 10区川上有生「諦めず走った」3年ぶりシード権

ゴールし抱えられる法大の川上
ゴールし抱えられる法大の川上

◆第98回東京箱根間往復大学駅伝競走復路(3日、神奈川・箱根町芦ノ湖スタート~東京・千代田区大手町読売新聞社前ゴール=5区間109・6キロ)

 往路13位の法大が最終10区の残り約1キロから逆転で10位に滑り込み、3年ぶりにシード権を獲得した。シード圏内10位と32秒差の11位でタスキを受けた10区・川上有生(ゆうき、3年)が土壇場で東海大の吉冨裕太(4年)を追い抜き、ゴール手前では走路を間違えそうになったが無事フィニッシュした。

 2日間にわたる217・1キロの戦いは、最後にドラマが待っていた。法大は当日に区間変更で10区を担った川上が残り約1キロ、日本橋付近で猛スパート。「もう(前が)見えてるから一気に行くぞ」。坪田智夫駅伝監督(44)のゲキに応え、東海大・吉冨を抜き去った。予選会に回らなければならない11位と、10位では雲泥の差。土壇場で1つ順位を上げ、3年ぶりのシード権を手にした。

 「(9区で主将の)清家さんにタスキをもらった時に『頼むぞ』と言われた」と川上。15キロ以降はきつかったというが、監督から「お前の練習量で負けるはずがない」と背中を押された。「最後まで諦めずに走れた」と、区間11位のタイムながら大役を果たした。

 走路間違い何の 逆転劇には“続き”があった。ゴールまで残り約120メートルの交差点で、先導車両に一瞬間違えてついて行き、コースを外れそうになる場面も。後続とは差があり、すぐに修正したため事なきを得たが「(事前に走路を)車で走っていただけだったので、コースをあまり覚えていなかった。次は確認します」と苦笑した。11年にシード争いの渦中にいた国学院大10区・寺田夏生がコースを間違えながらギリギリで10位に滑り込んだ場面を連想させ、ネット上は「寺田交差点の再来」などと盛り上がった。

 6区では1年生・武田が区間2位の力走を見せるなど、来年に期待が持てるレースとなった。川上は「(シードが)あるとないでは、この1年間の過ごし方がかなり変わってくる。来年につながる箱根になった」と胸を張った。(岩原 正幸)

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