村瀬心椛、スノボＷ杯ビッグエアに続きスロープスタイルも初勝利　北京は「２つの金メダルを取る」

　スノーボード・スロープスタイルのＷ杯は１日、カルガリーで今季開幕戦が行われ、村瀬心椛（ここも、１７）＝ムラサキスポーツ＝が７７・５８点で同種目初優勝を果たした。ビッグエアの開幕戦に続くＷ杯通算２勝目。前半の障害物セクションを軽快にこなし、後半のジャンプでも２度の横２回転技などを悠々と決め、「とても難しいコースで不安だったが、初優勝できて良かった」とかみしめた。

　予選も唯一の８０点台をマークして首位通過。決勝１回目は各セクションを確実にクリアし、３つ目のレールでは巧みにスライドして１回転。３回のジャンプもスタイリッシュさが際立ち「かっこよく見せたい」との思いを体現した。

　今大会は昨春の世界選手権メダリストたちが不在だったが、前回平昌五輪２位のローリー・ブルーアン（カナダ）を抑えた滑りには貫禄すら漂った。「北京で２つの金メダルを取る」との目標へ、また一歩大きく前進した。