【巨人】坂本勇人へ鳥谷敬さんから、「50歳まで」ずっと遊撃手で…新春対談<後編2>

対談を終え笑顔でポーズをとる鳥谷敬さん(左)と坂本勇人
対談を終え笑顔でポーズをとる鳥谷敬さん(左)と坂本勇人

 巨人の坂本勇人内野手(33)と、昨年限りで引退した鳥谷敬さん(40)の豪華対談の後編をお届けする。後編では遊撃手として出場し続けることの難しさを語り合い、鳥谷さんから坂本に“生涯遊撃手”のミッションが託された。(構成=尾形 圭亮)

 <後編1>から続く

 ―鳥谷さんから坂本選手に伝えたいこと。

 鳥谷「後ろ向きな意味じゃなくて、辞めることを常に意識していた。明日引退するとして、『今、俺はけがしてるけど、それでも今日休むのか?』って自分に聞く。終わりを意識すると、自分がやらなきゃいけないことだったり、いい選択というのができると思う。それで自分が終わりを迎えた時に、『まだまだやりたくて』とか、『こうしたかった』とか一切なく終われた。物事を決めたり判断する時に、終わりを意識したらいいかなと思います」

 坂本「すごくいいことを聞いたなと思います。その感覚では、物事を捉えられていませんでした」

 鳥谷「3人兄弟なんですけど、一番下の弟が高校生の時に、病気で野球ができなくなった。その時に『野球って急にできなくなるんだ』『終わりがあるんだ』と感じて。けがして、自分はできる状態なのに痛いからって休めないな、と。アドバイスじゃないけど、こういう考え方もある」

 ―遊撃手として託すこと。

 鳥谷「メジャーで大谷選手が二刀流。これでたぶん、野球をやっていて(投打)どっちか選択しなきゃいけない選手たちが、二刀流をできるわけで。辞めるまでずっと遊撃手という人はいないので、45歳くらいまで(笑い)」

 坂本「あと12年も(笑い)」

 鳥谷「遊撃手として守り続けて終わるという、一つの形を作れる。陸上で9秒台を日本人が出すと、どんどん9秒台が出てくるのと一緒で、誰かが最初にやらないと、みんなの認識として能力も発揮できないと思う。遊撃手で2000試合出て、45歳まで普通に動いてます、みたい選手がいてくれると、『見てみろ、何歳でもショートできるよ』『25歳くらいでしんどいとか言ってんな』ということも言えますし。一緒にやってきて、能力的にも精神的にも、できる選手は今は坂本選手しかいない。坂本選手がそれをやれば、次の選手が出てくるので…50歳にしますか、じゃあ(笑い)」

 坂本「精神的に持たないですよ」

 鳥谷「今年の目標は?」

 坂本「もう一回、MVP(2019年)を取れるくらいの成績を残したい。基本は、優勝チームから選ばれる。日本シリーズでなかなか勝ててないのもあるので、ありきたりですけど、日本一というのと、個人的にはMVPに選ばれるくらいの成績を残したいというのはありますね」

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