内山高志さん、井岡一翔はガード良し、無駄な動きなし、スタミナのロスなし

スポーツ報知
1回、福永亮次を攻める井岡一翔(右)(カメラ・竜田 卓)

◆プロボクシング ▽WBO世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・井岡一翔―WBO6位・福永亮次(12月31日、東京・大田区総合体育館)

 世界4階級制覇のWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(32)=志成=が、4度目の防衛に成功した。同級6位・福永亮次(35)=角海老宝石=を3―0の判定で下し、自身が持つ日本記録更新となる世界戦19勝目を挙げた。節目となる10度目の大みそか決戦で、KO率73・7%の挑戦者を退けた王者は今年、一度は決まりながら中止となったIBF王者ジェルウィン・アンカハス(30)=フィリピン=との王座統一戦実現を目指す。井岡の戦績は28勝(15KO)2敗、福永が15勝(14KO)5敗。元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志さんが試合を振り返った(観衆2563)

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 井岡の技術の高さが際立った一戦だった。取られたラウンドも2つくらいでは。今回はガードの良さと、いかに大きく振らないで打つかというところだった。アンカハスとやる予定で、福永も同じサウスポーなので。練習してきたものが、その通りに出たのだと思う。

 まずはガード。絶対にどこかしら隙が出るものだが、井岡の場合は常にパンチを打った反対の手は体につけている。また、練習からパンチをコンパクトに振ることを徹底し、無駄な動きも少ない分、スタミナもロスしない。福永はタフだったし、頑張ったと思う。

 井岡はアンカハスとの統一戦がなくなり、モチベーションを懸念する声もあっただろうが、僕はそんなに変わりはなかったと思う。今はこんな(コロナの)時期。淡々と試合をするという感じで、落ち込んではいなかったのでは。勝ったら続きがありますからね。

 今年はアンカハスとの統一戦が期待されるが、攻撃力のある相手に対して、井岡がどのように崩すのか。前半はアンカハスが飛ばすので強いと思うが、後半に向けてギアを上げてポイントを取っていくのではないかと思う。しっかり勝って、さらに上のステージを目指してもらいたい。(内山高志=元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者)

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