【巨人】坂本勇人、鳥谷敬さんからのアドバイス「捨てる球を作る」…新春対談<前編3>

対談を終え坂本勇人(右)からの花束を手に笑顔を見せる鳥谷敬(カメラ・中島 傑)
対談を終え坂本勇人(右)からの花束を手に笑顔を見せる鳥谷敬(カメラ・中島 傑)

 巨人の坂本勇人内野手(33)と、昨年限りで現役引退した鳥谷敬さん(40)の豪華対談が実現した。巨人、阪神というライバル球団で、同じ遊撃手としてしのぎを削った両者。リーダー論や打撃論、東京五輪で若手選手にカツを入れた秘話まで明かされた。前後編の2回にわたってお届けするスペシャル対談。後編でも鳥谷さんから坂本に重大ミッションが託されるなど、ご期待ください。<前編2>から続く。(構成=尾形 圭亮)

 坂本「本当にボール球振らないな、と思っていたんですが、選球眼で一番大事なことは何ですか?」

 鳥谷「例えば、内角に真っすぐが来てるけど、このカウントではボール気味で来るとか、場面によって消す球を決める。変化球も来るんだけど、変化球を狙っていったら、ボール気味も振ってしまう可能性があるから、わざと変化球は捨てるとか」

 坂本「変化球を捨てることできない。外角の真っすぐを打ちにいこうとして、そこらへんにスライダーとか来たら、絶対振っちゃう」

 鳥谷「俺は、(投手方向から)筒状のストライクゾーンのラインを引いてて、そこの半分を消す。ボール球を打っての凡退が一番嫌。カウント、状況、投手、捕手の傾向が出るから、それによって消す球を考える。本塁打する確率よりも塁に出た方が、というのがあって。球種を捨てていって四球を取る。そういう発想の打席をいくつか作ってやっていました」

坂本勇人画伯、22年は「寅」
坂本勇人画伯、22年は「寅」

 坂本「四球を取りたい打席では、最初から打ちにいかないんですか?」

 鳥谷「打ちにいって、『四球いける』というカウントになった時は、ファウル打つのか、甘い球をわざと見逃して(相手バッテリーが)『あれ?』という状況を作るなりして、四球を取りにいってましたね」

 坂本「僕は打撃の調子が良ければ、シーズン通して四球も選べる。最近はちょっとずつ選べるようになってるんですが、どうしてもやっぱ振っちゃうんですよね。鳥谷さんくらい振らなかったら、もっと楽になるんですかね…」

 鳥谷「捨てる球種、捨てる球を打席の中で作ると、相手が『あれ? なんでこの球を見てきたんだろう』という発想になると思う。警戒してくれれば自分の打てる球種も狭まってくるから、唯一言えるとしたら、捨てる球を作る、というのがいいのかなって」(後編は後日掲載)

坂本勇人画伯、21年は「丑」を描いてくれていました
坂本勇人画伯、21年は「丑」を描いてくれていました

坂本と鳥谷の比較
坂本と鳥谷の比較

対談を終え坂本勇人(右)からの花束を手に笑顔を見せる鳥谷敬(カメラ・中島 傑)
坂本勇人画伯、22年は「寅」
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