森保一監督 、今年の1字は「喜」史上初W杯8強でカタールを「悲劇の地」から「歓喜の地」へ

ワールドカップのレプリカを手に自信をみせた森保一監督(カメラ・宮崎 亮太)
ワールドカップのレプリカを手に自信をみせた森保一監督(カメラ・宮崎 亮太)

 サッカー日本代表の森保一監督(53)が報道各社の合同インタビューに応じ、11月に開幕するカタールW杯での躍進を誓った。現在、アジア最終予選で出場圏内のB組2位。本大会への切符を懸けて残り4試合で出場権を獲得し、史上初の8強入り成し遂げる決意を語った。(取材=内田 知宏)

 W杯イヤーが幕を開けた。最終予選は6試合を終え4勝2敗でB組2位。開幕から3戦2敗とチームはW杯出場が危ぶまれたが、自力突破がかなう2位まで順位を上げた。7大会連続となるW杯出場権獲得を念頭に、森保監督は就任以降、一貫する「W杯初の8強入り」を新年の誓いとした。

 「今年は漢字でいうと『喜』にしたい。まずW杯出場権をつかみ取ることに集中し、W杯が終わった時にサポーター、サッカーに関わる皆さんと喜びを分かち合える結果を残したい」

 日本サッカー協会は2050年までにW杯での優勝を目標に掲げている。最高成績16強の壁を破ることが第一歩になる。

 「日本人指導者で予選のスタートから務めさせてもらった監督はいない。次の日本人に続いてもらえるよう、大きな責任を背負っている。(日本は)W杯に出続け、世界の背中に追いつくというところから世界のトップと伍(ご)していけるか、追い越していけるかというところに来ている。トライを忘れてはいけない」

 昨夏の東京五輪、メダルをかけて対戦したスペイン代表に感じたことがある。

 「ブラジルやスペインならアジア予選に入ってもベースは変えない。誰が監督でも、準備期間が短くても、選手が変わっても、日本らしく戦える仕組みづくりが必要と感じている。小さな頃から役割を理解し、その上で代表に集まってくる。スペインと対戦し、はっきり感じた。五輪直前の(A代表が参戦した)欧州選手権と同じ質を保っていた。ポジションごとのプレーモデルを構築しないと」

 日本代表はおおむね4年に1度の監督交代でサッカーが大きく変わる。追う立場は、より効率的な継続、統一性が求められる。

 「“金太郎あめ”との批判もあるだろうが、選手は迷わずプレーし、よりスムーズに、高いレベルで判断ができるようになる。強力な金太郎あめができる。監督ありきではなく、日本サッカーありきで土台をつくる必要がある」

 ドーハ(カタール)W杯で、指揮官が描く日本のプレーモデルを示し、結果を残すつもりだ。

 「W杯8強以上の歴代最高成績をつかみとる。現役時代に『ドーハの悲劇』を経験した地を、歓喜の地に変えたい」

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