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【女子野球】女子プロ野球リーグが無期限休止 日本女子プロ野球機構がHPで発表

2019年11月に行われた引退セレモニーで整列する埼玉・加藤優(左から4人目)ら選手たち
2019年11月に行われた引退セレモニーで整列する埼玉・加藤優(左から4人目)ら選手たち

 日本女子プロ野球機構は30日、同機構のホームページ(HP)でリーグの無期限休止を発表した。

 HPでは「重要なお知らせ」と題し、「11年間に渡り、女子プロ野球を応援してくださった皆さまへ 2021年12月をもって女子プロ野球リーグを無期限休止することとなりました。」などと発表している。

 女子プロ野球は2009年に創設されて翌年、関西で2チームによってリーグ戦がスタート。一時は4チーム体制で中部、関東、東北にも展開したが、19年オフにはリーグ所属の約半数にあたる36人が退団。昨季は拠点の京都に3チームを集約し、新型コロナ感染拡大の影響で無観客(一部試合は有観客)でリーグ戦を行っていた。その後も退団選手が相次いで2月にはリーグが開催できる18人を割り、3月には今季の公式戦不開催を正式発表して7月には所属選手がゼロとなっていた。

 女子プロ野球が発足した09年に全国で5校だった女子硬式野球部を持つ高校は43校に増え、この夏には夏の全国大会の決勝が甲子園で行われた。さらに西武、阪神に続き巨人といったNPB球団も女子チームを発足させるなど、女子野球人口は大きく発展した。HPでは、「これで、私たちの役目は終わったと思います。これからはバトンをお渡しして、私たちは応援する側に回りたいと思います」としている。

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