コミケが聖地に帰ってきた! 「コミックマーケット99」2年ぶりに東京ビッグサイトで開催

スポーツ報知
新型コロナウイルスの影響で2年ぶりの開催となったコミックマーケット99は、十分なソーシャルディスタンスをとって出展サークルが配置された

 世界最大規模の同人誌即売会であり、サブカルチャーの一大イベントである「コミックマーケット99」(コミケ99)が、2年ぶりに東京・有明の東京ビッグサイトで開催された。

 コミケが開催されるのは、2019年12月の「コミックマーケット97」以来。例年8月(夏コミ)と12月(冬コミ)に開催されている。2020年は東京五輪と日程が重なるため、5月のゴールデンウィークに開催される予定だったが、新型コロナウィルス感染症の拡大による緊急事態宣言の影響で中止。同年12月にコミケ99の開催を目指したが、新型コロナの感染第3波の影響を受けてまたも延期。2020年は、コミケが一度も開かれない年となった。東京五輪も開催延期になったため、コミケ99は今年5月の開催も模索されたが、新型コロナのまん延第4波に直撃され、またも開催見送り。その後の第5波を経て、感染状況が落ち着いたことで、ようやく再開にこぎつけた。

 前回のコミケ97では4日間開催で計75万人を動員したが、今回は30、31日の2日間開催で、サークル・企業出展社・一般入場者・コスプレーヤーらすべての参加者を計5万5000人に縮小。マスク着用、手指消毒はもちろんのこと、一般入場のチケットは事前発売のみによる抽選制で当日券なし、新型コロナウィルスワクチンの接種証明を必須とするなど、二重三重の感染症対策が取られた。

 その影響で、これまでビッグサイト周辺であふれかえっていた人波は姿を消し、通勤ラッシュ並みの混雑だった、りんかい線やゆりかもめといった最寄りの交通機関も座れるほどの余裕があった。場内も企業ブースや参加サークルのスペースがゆったりとられてソーシャルディスタンスを意識した会場設営が行われ、関係者も一般参加者も非常に余裕のあるイベントとなった。

 今でこそ物販イベントの側面も持つコミケだが、もともと「同人誌即売会」であり、営利目的というよりクリエイター同士、あるいは一般ファンとクリエイターやファン同士の交流などを主にしたイベント。参加者は少なくなり、「お祭り」感は薄くなったが、コロナ禍はコミケにとって“原点回帰”を促した側面もあると言えるだろう。今回は、一時存続すら危ぶまれたコミケを「再開する」ことに最大の意義があり、新しい生活様式の中でどのようなコミケを構築していくかということが課題となりそうだ。

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