【2021年レース回顧】確信があったアカイトリノムスメのV 秋華賞で母娘制覇

スポーツ報知
3冠牝馬の娘として初めてG1を制したアカイトリノムスメ(手前)

◆秋華賞・G1(10月17日、阪神・芝2000メートル、16頭立て=良)

 今年の秋華賞は、白毛のアイドル・ソダシVS名牝アパパネの娘・アカイトリノムスメという、紅白対決が注目を集めた。正直、アカイトリノムスメの追い切りを見た時点で、勝つのは紅だという確信があった。全体的に筋肉が増し、特に後肢の張りが素晴らしかったからだ。

 レースでは逃げたエイシンヒテンから3馬身離れた2番手をソダシが追走。アカイトリノムスメは、これを視界に入れて5、6番手で運んだ。ライバルを射程圏にとらえながら、道中で脚をためたのは大きかった。そこからジリジリと差を詰める姿は、頼もしいとともに、他馬にとっては不気味に映っただろう。

 直線ではアンドヴァラナウト、ファインルージュとの叩き合いとなったが、半馬身差で振り切った。3冠牝馬の子による母娘G1制覇は、史上初のことだった。

 国枝栄調教師は「この馬にとって、ソダシを見ながら行けたのは楽な展開だったと思う」と振り返り、「祖母のソルティビッド、母のアパパネも、うちの厩舎の馬だからね。競馬はブラッドスポーツだし、うれしいよ」と、名牝の血が受け継がれていることを喜んでいた。

 続くエリザベス女王杯は7着だったが、直線での不利がなければ結果は違っていただろう。むしろ、勝負どころで挟まれて後退しても、0秒5差に粘ったのは地力が高い証拠だ。現在は放牧中で、次走に向けて英気を養っている。戻ってくれば重賞戦線をにぎわすことは間違いない。(志賀 浩子)

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