五輪初代表の17歳・河辺愛菜 実は運動神経「めちゃくちゃ悪いんです」…全日本選手権一夜明けから一問一答

スポーツ報知
エキシビションで演技する河辺愛菜(カメラ・矢口 亨)

◇北京五輪代表選考会・全日本選手権 一夜明け(12月27日、さいたまスーパーアリーナ)

 女子で3位に入り、初の五輪切符をつかんだ河辺愛菜(木下アカデミー)が、オンラインで一夜明け取材に応じた。初の夢舞台に、100件を超える祝福メッセージが届き「すごいうれしい」と満面の笑み。全日本選手権ではSP、フリーと3回転半ジャンプを成功させたが、運動神経は「めちゃくちゃ悪い」と意外な事実を明かした。

 ―五輪に向けて課題に感じていることは。

 「やっぱりジャンプで不安になってしまって、表現面とかも気をつけられなくなっているので、ミスするということが、あんまり頭にないくらい完璧にしたいのと、まだ表現が劣っているので、曲をもっともっと表現できるように頑張りたいです」

 ―木下アカデミーをはじめ若い選手が活躍している。環境は。

 「たくさん刺激があって、やっぱり自分もこのままじゃダメだなと毎日思わせてもらえるような場所で、あの場所にいるから頑張ろうと思えるのですごく大切な場所です」

 ―ジャンプ以外の面で木下アカデミーの強化が生きているなと思う点。

 「やっぱり、みんなスピードが速くて、すごい、それに追いつこうとして、勢いというのを大事にしているのでそこはいつもの練習が生きているなと思います」

 ―発表を受けた時の心境は。

 「ビックリしているというのが一番大きくて、自分があの大きな舞台で滑っているのがあまり想像できなかったんですけど、あの舞台で滑れるんだというわくわく感が大きかったです」

 ―大会前に五輪は目標にしていたと思ったが、気持ちの面は。

 「いや、本当に出られると思っていなかったのが正直な気持ちで、本当に五輪というよりは自分の自己ベストを目指すということだけ考えていて演技をしていたのでそれが五輪につながって今はすごくうれしいです」

 ―五輪に向けて上を目指すためにアクセル2本とか考えているか。

 「今のところは考えていなくて、やっぱり1本でもまだ安定感が全然ないので、その1本で完璧にできるように、まずは安定感ある演技をできるように頑張りたいです」

 ―五輪が決まってから友人から連絡は。

 「すごいたくさんの方から連絡をいただいて、小学校の頃の友達とかすごい全然連絡を取っていなかった方からもたくさん「おめでとう」というメッセージを頂いてうれしいです。インスタのファンの方のメッセージとかもあって100件以上もあって、本当に予想以上の方から「おめでとう」というメッセージを頂いてうれしいです」

 ―浜田先生とは話をした。

 「あまり、昨日の夜も遅かったので話せていないですけど、一言だけ本当に頑張ろうというのは話をしました」

 ―愛知から関西に出てきたのはひとつの転機だと思うが、苦労したことは。

 「あまり人間関係とか関西だからというのは、あまり不安もなくすごい大丈夫だったですけど、練習で、練習の時間が増えて、それに付いていくのが大変で、それからは周りの環境も良くてライバルもたくさんいたので、上のトップで戦っている方と練習してすごくためになることが多かったです」

 ―一番影響を受けた先輩や言葉は。

 「梨花ちゃんのアクセルを生で見たのがすごい大きくて、毎日のように練習していたので、自分もこうなりたいという思いで練習を頑張れたと思います」

 ―結果が出なかった頃と比べて、今の自分の成長を感じることは。

 「本当にあのときからは今の状況を想像もできていないし、考えてもなかったんですけど、一番はメンタルが成長できたかなと思っていて、試合になると失敗するのが多かったですけど、試合でも落ち着いて自分の結果だけを考えると言うことヶできるようになったので、そこが大きくなったと思います」

 ―尊敬している選手は。

 「尊敬している選手は、トルソワ選手です。やっぱり、ジャンプの勢いとか、あと最初から最後まで盛り上がるような演技とか、小さい頃から憧れていたので、自分もそういうジャンプを跳びたいと思えているのは、その、トルソワ選手のおかげかなと思います」

 ―浜田先生にお願いする時、手紙でどんなことを書いた。

 「えっとー、一番は、ジャンプだけじゃなくて、浜田先生に教わっている方はすごいスケーティング、表現、スピン、ジャンプすべて揃っている。自分もそういう選手になりたいというのを書かせて頂いて、トップで戦っている選手がたくさんいたので自分も世界で戦いたいというのを書きました」

 ―今季、序盤はけがをされていた。

 「えっと、痛めていることはよくあるので…。跳べなくなった時は3Aがないと戦えないので、すごい戻さないという気持ちが大きくて、あまり不安とかは。自信は一番大きかったです。えっとー、全日本のあとに左の脛を痛めて、あ、全日本の時も痛かったんですけど、そこからは練習を休んで、ジャンプも跳んでいなかったので、年始から9月くらいまでは跳べていなかったです」

 ―関西に来て練習量が増えたか。

 「時間はそんなに変わっていないですけど、内容がすごく変わって、ひとつの練習時間で、跳ぶ数とか、何回続けて跳ぶとか、名古屋の時は1本跳べて満足とか、あまり数はやっていなかったけど、連続で跳ばないとダメとかすごい数とかがありました。(跳ぶ本数の)決まりはないですけど、よくやるのは3―3を3本連続というのはよくあります。そうですね、それで、すごいジャンプの時の不安とかも少し減ってなってきているので、それで確率は上がっているかなと思います」

 ―3Aは運動神経良くないとできないと思う。ご自身でどう感じるか。

 「えっとー、自分は運動神経めちゃくちゃ悪いので(笑い)。あまり、その、足も遅いし、体育とかも全然できないのであんまりそこは関係ないかなと思います。あまり考えたりはしないですけど、スピードと思い切りというのが一番大事かなと思います」

 ―代表に決まって家族との会話は。

 「あまりお父さんと弟はしゃべれていないですけど、お母さんは今まで以上に頑張らないと、というのは話していて、演技を楽しめるように、そこまでは一生懸命練習をしないといけないと話しました。あまり時間が取れていないので、昨日の夜も遅かったので、話はできていないです」

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